ガンダムW
1574話
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連合軍の指揮官の方には連絡を入れておいてくれ」
『あら? アクセル代表が直接連絡を入れた方がよろしいのでは?』
「そうしたいところだが、向こうは今、色々と忙しそうだしな」
上空からの攻撃と、地上からの攻撃。そして遠距離からの砲撃。
リーオー部隊は現状何とか持ち堪えてはいるが、それも時間の問題だろう。
そもそも、現状で持ち堪える事が出来ているのは、あくまでもトーラスとシェンロンガンダムがいるからというのが大きい。
そんな状況でシャドウミラーを率いる俺から通信が入れば、こちら側の指揮官としても面白くないのは確実だった。
……まぁ、他にも面倒臭いという理由があるが。
現状で俺が連絡をすれば、恐らくだが指揮官はこれからどう行動するのがいいのかといった事を聞いてくるだろう。
勿論それは悪い事ではないのだが……同時にこっちが説明するのを面倒臭いという思いもあった。
だからこそ、それをサリィに押しつける訳だ。
『……分かりました。こちらはお任せ下さい』
サリィも当然俺の言いたい事は分かったらしいが、ここで下手に時間を掛ければそれだけ連合軍の被害が大きくなるというのを理解しているのだろう。
すぐに了承の返事をする。
「なら、頼んだ」
それだけを告げると、通信を切る。
……さて。じゃあトラゴスの脅威を取り除いてくるとするか。
俺の方へと向かってくるようなエアリーズ隊や、地上からこちらを狙っているOZのリーオー部隊がいないのを確認し、スーパーバーニアを噴射させる。
向かうのは、当然ながら連合軍の基地に位置するトラゴス。
だが、トラゴス隊も当然ながら自分達が狙われやすいというのは理解していたのだろう。
敵基地との間合いが詰まってくると、トールギスの接近を感じ取ったのか次々にミサイルや砲弾が飛んできた。
……砲弾はともかく、ミサイル?
トラゴスにあるのは、あくまでもドーバーガンを簡易化した武器であり、ミサイルは装備されていない筈だ。
だとすれば、このミサイルは基地の対空防御兵器か。
「けど、甘い!」
スーパーバーニアを使い、機体を強引に動かす。
同時にこちらを追ってくるミサイルに対し、威力を落としたドーバーガンを撃つ。
威力を落とした代わりに普通のビームライフルのように連射されるビーム弾が、次々とミサイルを破壊して空中に爆発の華を咲かせていく。
そうして次々にこちらに向かってくる攻撃を迎撃していけば、弾幕の切れ目というものが訪れるのは当然だった。
勿論完全に攻撃が途切れる訳ではないのだが、それでもミサイルの類というのは正直なところかなり高額だ。
そしてこの基地は、少し前まで連合軍の基地であり、その時に今この基地を占拠しているOZと戦っていた訳だ。
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