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アヤコ:「一カ月前にね、サトシ君から
連絡があったの。
ヒカリから連絡きましたか?って」
ヒカリ:「一カ月前?」
アヤコ:「そう、、一カ月前よっ。
サトシ君ったらタウンページから
ひたすら、フタバタウンの民家に
電話をかけてこの家を探してたみたいよ?
田舎だからすぐ噂になったわ。
でもそのおかげで、次に連絡を取った人に、
この家の番号を教えて欲しいって
あたしが近所のみんなに頼んだから
無事に連絡先を知る事が出来たけど、、」
ヒカリ:「、、、」
アヤコ:「それから週1回くらい、
電話をくれるのよ?
ヒカリから連絡きましたか?って」
ヒカリ(そっか、、だからあの時)
ヒカリはきのみ園でサトシに
言われた事を思い出した。
アヤコ:「全く、、、サトシ君ったら
立派ねっ。あなたの事だけじゃなくて
あたしの事まで気にかけてくれたなんて。
ほんと、いい友達に恵まれたわねあなた」
ヒカリ:「、、、」
思いにも寄らなかった事に、
ヒカリは再び涙を浮かべた。
アヤコ:「サトシ君が居なかったら、
あなたはいつ連絡くれたんだがっ」
ヒカリ:「、、、ごめんなさい、、」
アヤコ:「?」
ヒカリ:「、、、あたし、やっぱダメだなっ。
ママにもみんなにも甘えてばっかで、、」
アヤコ:「、、、」
ヒカリ:「大人になってもこんなんじゃ、
ママもがっかりだったよね、、、
本当にごめんなさい、、」
アヤコ:「、、、」
ヒカリの声を聞いたアヤコは、、、
アヤコ:「、、、ほんと、、良かったわ」
ヒカリ:「え?」
アヤコ:「あなたがちゃんと元気に
やってて、、本当に良かった」
ヒカリ:「、、、ママ、、」
アヤコ:「ずっと探してたんだからねっ。
あなたが18の時に家を飛び出していった、
この7年間、、」
ヒカリ:「、、、」
アヤコ:「がっかりなんてする訳ないでしょ?
あなたが今どこに居ようと、
どんな大人になっていようと、
しっかり生きてくれているなら、
あたしはそれでいい、、、。
あ
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