第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#42
FAREWELL CAUSATIONU〜Double Detonation〜
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はいどうもこんにちは。
能力的にも精神的にも、高いレベルで完成されてる「彼女」も、
何か「弱点」があった方が良いというコトで「泳げない」という設定になってます。
(まぁだからソラトを助けられたのですガ)
もう長い事お付き合い戴いてるので解っているかもですが、
ワタシ(作者)は、ジョジョは「肯定的」
シャナは「否定的」に作品を描いています。
コレは単なる「ヘイト」や「ルサンチマン」というのではなく、
(まぁそのような意識があるのは否定しませんが)
両原作の「構造上」必然の流れなのです。
まずジョジョのテーマは今更説明するまでもなく『人間賛歌』です。
じゃあシャナのテーマ(があるかどうかはワタシは疑問ですが・・・・('A`))
は何かというとソレとは逆に『人間蔑視』だとワタシは考えます。
少なくともワタシは読んでてそう感じましたし、
登場人物の誰一人として紅世の徒が人間を喰う事に対して心から怒らない、
寧ろ「仕方ない」と諦観してしまっている部分からもそう感じました。
(だから(原作の)フレイムヘイズは「自分のため」にしか戦えないんです)
現実なんてそんなモンじゃないか、だったらおまえはアフリカの子供が
飢えて死んだら悲しむのかという意見もあるかもですが、
「作品」として描く以上そのような卑俗な「リアル」は必要ありません。
(そして自分と関係なくても小さな子供が悲惨な事件等で殺されたら
口には出しませんが「フザけんな!」と想うのが普通です)
何よりフレイムヘイズの「設定」自体が、
他作品ですが『ベルセルク』の「使徒」と一緒ですし、
ヤってるコトも人の命を蔑ろにするという点では全く「同じ」なのです。
(一巻で壊れた教室を直すのに「それ使うから」と人の命を物扱いする
シャナには不快感を覚えますし、それ以前に「おまえの(存在力)使えよ!」
と想ったのはワタシだけではない筈です)
そして「使徒」には死んだら「地獄逝き(未来永劫負の坩堝を彷徨う)」
というデメリットがありますが、フレイムヘイズはノーリスク
(寧ろ周りが忘れてくれるから好都合)という点もその「傲慢」さに
拍車をかけるのかもしれません。
バトルモノ、所謂王道モノでキャラ(特に主人公やその仲間)に
人間らしい感情を失わせるのは百害あって一利なしで
事実「ジャンプ系」の作品などを見れば解る通り
成功 (大ヒット)した作品にフレイムヘイズのようなキャラは一人もいません。
だから人間を称えその精神を肯定するジョジョのテーマと
人で在る事から逃げたのにも関わらず人間 (元の自分)を見下す
シャナの設定とが噛み合うワケが無いのでソレが元のキャラの改変、
ストーリーの変更へと?がっていくのです。
では何故このようなコトが生まれるのか?
荒木先生
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