番外編@「第四次聖杯戦争〜Fate/Zero編〜」
第1話「召喚そして救済」
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もお前は奪っていくというのか!間桐臓硯!
「断る。あんたは俺のマスターじゃない。俺が指示を受けるのはマスターからのみだ」
「シグナー……」
これは想定外だ。
このサーヴァントは意外と忠誠心が高いらしい。
見た目的にそういうのはあまり無いタイプかと思えば違うようだ。
「ならば雁夜よ。シグナーに命令をしろ」
「シグナー」
悪いな臓硯。
俺がこいつを呼び出したのは目的があるからであってお前の為じゃないんだ。
だからこそ俺は……
「お前に対する最初の命令は2つ。1つはその間桐臓硯により捕らわれている少女間桐桜の救済。2つめは間桐臓硯の殺害だ」
「な?!貴様!」
「っふ……了解だ。マスター。ところでマスター、こいつを殺すのは炎による焼殺、重力による圧殺、風の刃による斬殺、水による溺死、生命力の操作による強制的な死のどれがいい?」
「待てシグナー、そいつを殺すのは桜ちゃんを助けてからだ」
「桜ちゃんってのは上で蟲に囲まれている女の子であってるか?」
ほぉ……まさかこの短期間で桜ちゃんの状態を知ることが出来るとは……
どんな方法を使ったのか気になるが今は桜ちゃんを助ける方が先だ。
「そうだ。ここからでもいけるか?」
「おい、魔術に特化したキャスターでもないのにそんなことが出来るはずなかろう。それにこちらは不老不死なのだ。大人しくこちらの言うことを……ガッツ!?」
「うるさい、黙ってろ。マスター、可能だからさっそくやるからな?」
「お、おお……」
シグナーが背中に白銀の翼を生やしたかと思うと急に臓硯が何かに押しつぶされるような感じで地に伏してしまう。
あれがシグナーの宝具なのか?
「ライフストリーム」
今度は金色の槍か……
シグナーの出した槍から槍本体の色と同じ粒子が天井をすり抜け桜ちゃんのいる上へと昇っていく。
あれはいったい……
「これで桜ちゃんは大丈夫だ。蟲の生命力は全て奪い、その全てを桜ちゃんに与えた。多少の副作用はあるかもしれないが命に別状は無い筈だ」
「き、貴様ー!」
「おっと、そういえば次はあんたの殺害だったな。エンシェント、ブラックローズ」
臓硯がシグナーの宝具の影響からどうにか抜け出したと思うとそのまま無数の蟲となってシグナーを襲う。
おそらくは怒りで我を忘れているのだろう。
聖杯戦争の根本的な部分である「英霊には英霊でしか勝てない」を忘れているとかしか思えん。
実際にシグナーは金色の槍と白銀の翼を一度消して今度は新たに水色の宝石が先端に付いた杖と赤い棘付きの銃剣を両手に出現させた。
すると結界が俺を囲うように現れ銃剣からは無数の棘が無差別に放たれ部屋中の全て(結界に守られている俺と原因であるシグ
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