第5話「無限と夢幻の出会いと新たな力の開花」
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
神器に目覚めた翌日、俺はヴァーリに連れられ禍の団の本拠地の中を歩いていた。
「なあ、俺に会いたい奴がいるって言ってたけど誰なんだ?」
「【無限の龍神オーフィス】無限を司る龍神でこの世界の最強の三柱の一角よ」
「そ、そんな奴がここにいたのか……」
「ええ、彼女は実質上のうちのトップね」
しかし、そんな凄い奴が何で俺に会いたがるんだ?
疑問に思ったのでヴァーリに訊ねると
「たぶんだけど一誠君の神器が化身とはいえ最強の一角である龍神ケツァルコアトルの力の一部を宿しているからじゃないかな?」
「な、なるほど……」
そういえばアルビオンがそんなこと言ってたな……
それから数分歩き1つの部屋に辿り着いた。
「オーフィスは何時もここにいるの。オーフィス、一誠君を連れてきたから入るわよ?」
『ん。ヴァーリ、入る』
部屋の中から返事がされ俺達が部屋に入ると大切な箇所すら隠し切れていないかなりきわどい服を着た幼い少女が1人で部屋の中央の置かれた椅子に座っていた。
あ、あの子が無限の龍神?
なんか想像と違うんだが……
「お前、ケツァルコアトルの力持ってる?」
「た、たぶん」
部屋に入った途端に近づいてきた龍神様にそう問われつい曖昧に答えてしまう。
しかし龍神様の方は満足したのか満足そうな表情で俺の手を掴んでくる。
「ど、どうしたんだ?」
「お前、我の手伝いする」
「手伝い?」
「オーフィス、まさか一誠君にグレード・レッドを倒す手伝いをしてもらうつもり?」
「ん」
「グレート・レッド?」
また知らない言葉が出てきたぞ?
ヴァーリが「倒す」とか言ってるし人の名前かなんかか?
「【夢幻の神龍グレート・レッド】正真正銘の世界最強だよ」
はい?世界最強?
「オーフィスとグレート・レッドは共に【次元の狭間】と呼ばれる場所で生まれた存在でね。オーフィスはグレート・レッドに負けて次元の狭間を追い出されてしまったの。それ以来オーフィスはグレート・レッドを倒して次元の狭間に戻ろうと色々と方法を探してるみたい。禍の団も元々はオーフィスがグレート・レッドの戦うの為の戦力集めが目的で作られたくらいだもの」
「我だけじゃグレート・レッドに勝てない。だけどケツァルコアトルいれば勝てるはず」
「いやいや!世界最強の相手とか無理だから!」
昨日神器に目覚めたばかりでろくに戦うことも出来ない俺が世界最強と戦うなんて無理があり過ぎるだろ!
「今からグレート・レッド倒しにいく」
へ?
なんか気付いたら見知らぬ場所にいるんだが……どこだここ?
周囲を見ると何も無い空間だけがどこまでも広がっているって感じだ。
「ここ、次元の狭間、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ