暁 〜小説投稿サイト〜
居場所を奪われし少年は異世界を目指す。
第5話「無限と夢幻の出会いと新たな力の開花」
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今からグレート・レッド倒す。それ、お前も手伝う」

「はいぃ!?」

ちょっ……いきなりとか酷でぇ!
あれ?何か大きな赤い奴が近づいてくるんですが……まさかね?

「ん、グレート・レッド来た」

やっぱりですか!?
やっぱりあれがグレート・レッドなんですね!?

「オーフィス、人間なんて態々連れてきてなんのつもだ」

「こいつ、ケツァルコアトル宿してる。我1人じゃ無理でもケツァルコアトルいれば倒せる」

「ケツァルコアトルをね……」

へえ……少し低めだけど女の声ってことはグレート・レッドは雌なのか……(現実逃避中)

「無駄だと思うけどな」

ですよねぇ……
俺も無理だと思いますから。

「ふんっ!」

『横から来ます!』

「っ!?す、スターダスト!」

急に頭の中に響いた声の通り横から巨大な尻尾が迫ってきているのに気付きすぐに背中に白銀の翼を出現させ速度上昇の能力を使用してギリギリでかわす。
あ、危なねぇ……

『大丈夫ですか?』

あ、ああ……って、さっきから俺は誰と喋ってるんだ?
周りにいるのはオーフィスとグレート・レッドだけだし2人?の声じゃないよな?

『私は赤き竜の紋章の歴代所有者の1人。言ってしまえば貴方の先輩みたいなものです』

俺の先輩?

『そうですが今は私のことより貴方のことです。確かに戦闘経験もろくにない貴方ではグレート・レッドを倒すなんて夢のまた夢。しかし方法が無いわけではありません』

方法があるのか!?

『赤き竜の紋章には所有者を含む極一部の存在しか知らない能力があります。それを使えば神器に封じられている竜を召喚し使役することが出来ます。貴方自身が戦わなくても竜達であればグレート・レッドとも戦えるはずです』

マジか!
頼む!その能力の使い方を教えてくれ!

「さっきから止まってるが攻撃してもいいのか?」

「あ……」

「お前、もっと真面目にやる」

「……なんかゴメン」

とりあえず動きながら説明!

『では、まずは能力について説明しますね?能力の名称は【シンクロ召喚】といって神器に封じられている竜達と神器所有者の魂をリンクさせ一時的に神器から竜を解放、使役するというものです。メリットは竜を召喚、使役出来ることでデメリットは竜が傷つけば魂のリンクしている神器所有者も傷ついてしまうということです。使用方法は単純で決められた呪文を唱えるだけで使用出来ます。呪文に関しては私が唱えてみせるので続いてください』

「おお!」

『では今回はスターダストを呼びます。いきますよ?』

『集いし願いが』

「集いし願いが」

『新たに輝く星となる』

「新たに輝く星となる」

「ん?い
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