第3話「出会いと再会」
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こっちへと近づいてくる。
あれ?あの娘なんか見たことあるような……
「そういう君は訓練をしてたのだろ?フリード」
って、フリード!?
「え?もしかしていっちゃん?」
「フリー……なのか?」
「?!いっちゃん!」
おお!?
マジで俺の幼馴染のフリードかよ!
いきなり抱きついてくるとか昔と全然変わってないな……
身体だけ無駄に育っちゃってさ。
「あれ?2人って知り合いだったの?」
「うん♪ボクといっちゃんは幼馴染って奴!」
「ハハハ……そういうことなんだ。それにしてもひさしぶりだな?10年ぶりくらいになるんじゃないか?」
フリーが引っ越してしまって別れたのが俺がまだ5歳か6歳の頃だしそれくらいだと思うんだが……
「正確には5年と10ヵ月と8時間23分14秒ぶりだよ!」
「いや、そこまで細かく覚えてないから」
秒数までってどんだけ細かいんだよ。
ヴァーリと曹操も呆れ顔だぜ?
「むぅ……いっちゃんあんまり嬉しくなさそう。ボクはいっちゃんと再会出来てこんなに嬉しいのに……」
「嬉しいには嬉しんだぜ?」
ただどちらかといえば戸惑いの方が大きいっていうか……
数年ぶりに再会した幼馴染がもの凄い美少女に成長してたら誰でも戸惑うと思うんだ俺。
「ところで……いっちゃんがここにいるってことはいっちゃんが仲間になるってこと?」
「うん。私とリリンで勧誘してきたの」
「そっか。それじゃあまたいっちゃんと一緒にいられるんだね?ボク嬉しいなぁ……」
「ああ、ところで俺の神器を目覚めさせるんじゃなかったけ?」
なんかこのままだと最初の目的が忘れ去られそうだったから話を切り出してみたんだが……
おい、そこの2人はなに「忘れてた」って顔してんだよ。
特にヴァーリは最初に言い始めた本人だろ?
「そういうことならボクも手伝うよ!」
というわけで1名追加し俺、ヴァーリ、曹操、フリーの4人で俺の神器(ちなみにフリーと曹操も神器を持っているらしい)を目覚めさせることになった。
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