第2話「運命の出会い」
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光を放っている白い翼が生えているのがそうらしい。
なんか綺麗だな……
「どうだい一誠君。君の持つ力でこの間違った世界を変えてみないか?」
「私達はとある組織に所属してるの。そこは今の世界のせいで闇を背負った存在が集まっていて種族も性別も年齢もバラバラ。だけどその中に差別や上下関係なんて無くて皆良い人達なんだ」
「どうして……どうして俺なんだ?俺以外に良い奴がいるんじゃないのか?」
何言ってるんだよ俺は……
この2人は俺の為に言ってくれてるってのに何で……
「一誠君だからさ」
え?俺だから?
それっていったいどういうことなんだ?
「俺達に必要なのはただ単に強い奴や有能な奴じゃない。本当の意味で世界を変えたいと思ってくれる奴なんだ。そういう意味では一誠君はぴったりだろ?」
確かに、俺は世界を変えたいと思う。
こんな残酷な世界は本当は嫌だった。
死んでしまいたいと思うことだって何度もあった。
だけど俺にも少ないが味方がいてくれたからここまで生きてこれたんだ。
母さん、フリー、桐生……
3人がいなければ俺はどうなっていたかわからない。
それくらい追い詰められていたんだ。
もし俺に世界を変えられるくらいの力があるのなら……俺は!
「リリン、ヴァーリ……俺を2人の仲間に加えてくれ!」
「「ようこそ禍の団へ!」」
こうして俺は世界を変える為に新たな人生を歩むことになったのだった。
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