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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic22スカリエッティ〜Jail & Prison〜
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じめまして。私はジェイル・スカリエッティ。君のお母さんのなのは君やそのお友達の友達だ」
少し怯えを見せているヴィヴィオに、ジェイルは優しく自己紹介をした。
『なのはママの・・・おともだち?』
「そうだとも。君やフォルセティ君を抱っこしている私の娘たちもまた、なのは君たちとはお友達なんだよ」
ヴィヴィオの視線がドゥーエとセインに向けられたことで、2人は笑みを浮かべて頷き返した。ジェイルは「今から君たちをお母さん達の元へ送り届ける。もう少しだけ待っていてくれたまえ」そう伝えた。
『うん。・・・ありがとう、ジェイルさん』
「ふふ。どういたしまして。あぁ、そうだ。私の事は、ドクター、と呼びたまえ、ヴィヴィオ君」
『うん、ドクター。ありがとう』
ヴィヴィオはそれだけを言って、静かに目を閉じて眠りについた。
『このまま合流しないで、聖王医療院へ向かえばいいんだよね?』
「そうとも。本局にすぐに搬送したいが、今は教会に預けるのが得策だろう」
『承知しました。では、私とセインは先行して離脱します』
『ドクター、待ってるからね〜』
セインが手を降ったところで通信が切れた。ジェイルは満足そうに一息吐き、「トーレ、チンク」へと通信を繋げた。すぐに『はい』と応じる声と共に、2人が映るモニターが展開された。
「そちらの状況は?」
『私とチンクの足止めを行ったアルファですが、申し訳ありません。破壊してしまいました』
トーレとチンクの足元には、体が大きくひしゃげて機械部品を体のあちこちから飛び出させているアルファの損傷の激しい遺体があった。完全に機能が停止しているようで、銀に輝いていた瞳には光が灯っていなかった。ジェイルからの出来れば生け捕りにしろという命令を遂行できず、トーレやチンクは意気消沈している。そして周囲にはガジェットドローン――グレムリンの残骸が広がっていた。
「・・・残念だが、仕方がない。こちらはプライソンの殺害に成功した。これより残存している兵力を無力化する。私と合流するように」
『了解です』
『すぐそちらへ向かいます』
トーレとチンクとの通信も切り、最後に「ウーノ、クアットロ」と、プライソンの研究所のシステムにクラッキングを行い続けていた2人に通信を入れた。
『はい、ドクター』
『どうなさいました〜?』
「プライソンの暗殺を完了した。君らの仕事はどうなっている?」
『まあ! とても喜ばしい知らせです!』
『でもこちらは喜ばしいことなんてないですぅ。とんでもないセキュリティガードが居ます。先程からシステムを奪っては奪い返されを続けてます〜』
『ですが、その過程で現在のラボの状況が判明しました。現在、ラボにはガンマ、イプ
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