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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic22スカリエッティ〜Jail & Prison〜
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?」
プライソンが「ふん・・・!」と力み始める。するとキン、キンと金属音が幾度となく響いた。ジェイルの目線はプライソンの足元だ。そこにはプライソンに撃ち込まれた弾頭が転がっていた。
「鉛玉程度で俺を殺せるとは思わないことだ。そら、行くぞ!」
プライソンを拘束していた絃が一斉に弾け飛び、着地したと同時にプライソンは再び殴りかかった。
「くっ・・・!」
――ガーネットシールド――
ジェイルとプライソンを隔てるようにそびえ立つ絃で出来た壁。プライソンはその壁を躊躇なく殴り、バキバキと破壊した。ジェイルは驚愕に目を見開き、片やプライソンはしてやったりと言った表情だ。
(まさか、これほどの頑強な肉体を持っていようとは・・・!)
焦るジェイルだが、彼にはもう絃による攻撃手段しか残されていない。ゆえに「はあああ!」絃による攻撃を繰り出すしかない。
――ガーネットスネーク――
絃の結界をすべて解除したジェイルは、“アナンシ”をはめた右の手の平をは床に付き、爪より10本の絃を床に這わせて、向かって来るプライソンへと向かわせた。踏まないように心がけて絃の間を駆け抜けるプライソンだが、相手は絃。ウネウネと動いて、プライソンの両脚に巻き付いた。
「やっぱりか!」
「せい!」
プライソンを捕まえるとジェイルは勢いよく右腕を振り上げ、プライソンを天井へと頭から叩き付けた。続けて床に叩き付け、また天井へと叩き付ける。
「調子になるな、愚弟!」
また床に叩き付けられそうになっていたプライソンは、床に両腕を突き入れて体を固定。そして上半身の筋肉で、今度は絃の先に居るジェイルを壁に叩き付けようとした。だが絃を解除され、ジェイルは振り回されることはなかった。しかし同時にプライソンは自由になった。
――ガーネットハンマー――
数mと伸ばした絃の先に直径2mほどの球体を構成。ジェイルはソレをぶん回して、絃の塊でプライソンを押し潰そうとする。
「なんだ、急にぬるい攻撃になったな、ジェイル!」
小柄な体格を活かして接近戦を挑んで来るプライソンだが、小柄ゆえに歩幅が小さい所為で「むお!?」とうとう絃の塊の直撃を受けた。ボキボキと骨が折れる音。プライソンは吹き飛ばされ、床を何度もバウンドした後に壁に叩きつけられた。
「死に難いのなら、死ぬまで攻撃を加えるまでだ!」
――ガーネットスラッシュ――
振り上げた右腕を勢いよく振り下ろし、“アナンシ”の爪より5本の絃による斬撃を放った。床に切創を刻みながら壁にもたれ掛って座り込んでいるプライソンへ向かう。しかし体の頑丈さが異常であるプライソンは、今の直撃ですら何とでもないという風にスッと立ち上り、攻撃範囲外へと離脱した。
「逃がさ
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