暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic22スカリエッティ〜Jail & Prison〜
[3/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
てアルファは、プライソンの同業者でもあるプロフェッサー・ヘンリーに拉致された実験用素体の子供を奪還、そしてヘンリーとその一派の殺害という任務のため、彼らの移動研究艦へ侵入したことがある。そこで、ジェイルの命で子供の保護に乗り出していたトーレやチンクと交戦した。接戦を繰り広げたが、2対1という状況の中でアルファは敗れた。トーレには右腕を斬り落とされ、チンクには左脚を爆破された。
『アルファ。顔がキムチ鍋みたいになってる』
『はあ!? キムチ鍋!?・・・って、何!?』
『あー、知らないならいいよ。ただ、まぁ赤くなってるって言いたかっただけだし』
『ああそう! 父さん! 迎撃の許可を、汚名返上の機会を! あの時受けた屈辱、必ず晴らしてやる!』
怒りと憎悪で顔を真っ赤にしているアルファに、「やってみろ。指揮権はお前に預ける。ただ、ジェイルは無傷でここまで通せ」プライソンは迎撃許可と条件を出した。
『あ〜りがとうございます! 私と同じように腕と脚を斬り飛ばし、吹き飛ばし、恥辱を味わわせてやる!』
怒りから一転、喜色満面の笑顔を浮かべたアルファ。そんな彼女のテンションに水を指すがごとく、『あ、クラッキングを受け――』ガンマがそう漏らした直後、全モニターが真っ赤になり、デフォルメされた真面目顔のウーノと意地悪く笑っているクアットロのイラストが映し出された。
「こうも簡単に俺のラボを突き止めるとはな。だがそれが面白い。ガンマ!」
くつくつと笑うプライソンは、研究所のセキュリティも担っているガンマの名を叫んだ。すると全モニターが正常に戻り、『弱い、弱い』卵型の椅子に座ってふんぞり返るガンマの姿へと切り替わった。
『父さん。このままクアットロ、ウーノとの電子戦へ突入するから』
『ガンマ! その前に防衛戦力を出撃させて!』
『ワーウルフなどの準備も完了したし。いいよ。これより第一種警戒態勢に突入。ジェイル以外の兵力を通せんぼ。父さん、ジェイルとはどこで・・・?』
「お前たちのトレーニングルームに誘き寄せろ。そこでなら、じっくりゆっくりと弟と語り合えそうだ」
そう言ってプライソンはデスクチェアより立ち上がり、首を回してコキコキと鳴らした。向かうのは、“スキュラ”やシコラクスにスキタリスと言った人型戦力、彼女たちの固有武装の調整などを行うためのトレーニングルーム。彼女たちが全力で暴れても問題ない頑強な造りだ。
「ミッドチルダ戦争への前哨戦だ、楽しもうか」
・―・―・―・―・
洞窟内を歩くジェイルらスカリエッティ家。先頭を行くのはチンク、次いでジェイル、最後にトーレの順だ。
『こちらウーノ。これよりクアットロと共にラボのシステムにクラッキングを開始します』
『ドクター。私と
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ