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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic22スカリエッティ〜Jail & Prison〜
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「そんなはずはない! 同じスカリエッティならば、すぐにでも再生が行われるはずだ!」

「・・・ふっ。どうやら最高評議会は、よっぽど君に賭けていたようだね、私と違って。そんな酷い体にまでして・・・。ふふふ。ご愁傷様だ、プライソン。君の真の目的、実行したとしてもおそらく――」

「黙れ!」

黙らせるためにジェイルを殴り続けるプライソン。ジェイルは殴られながらも笑みを絶やすことなく、ギラリとした強い光を宿した金色の瞳をプライソンに向ける。それが気に入らないのか「見るな、そんな目で見るな!」プライソンは殴り続ける。歯が折れようが、血反吐を吐こうが、踏み蹴りで骨を折られようが、臓器が損傷しようが、ジェイルは挑発の笑みを浮かべ続けた。

「この・・・! だったら、確かめてやるよ! 我が手に携えしは確かなる幻想!」

「っ!? その呪文は、ルシリオン君の・・・!」

プライソンの発した呪文に耳を疑うジェイル。プライソンの手に黒い西洋剣が握られた。彼は「なんてことはない。なんの力も無い剣だ」そう言って、再生された左腕を今度は斬り落とした。だがすぐに再生してしまう。

「ルシリオンから奪い取ったリンカーコアの一部を俺に移植した。すると、こんな力を得られたわけだ。まぁ所詮、俺は紛い物。武器で言えばこんなチンケな物しか具現化できないがな」

「ルシリオン君・・・すまない」

「いや待て・・・。そうだ、そうだ。俺がこの再生能力を手に入れたのは、彼女の遺体を見た後に自殺を試みた後だ。お前も一度死ねば、すぐに再生されるさ!」

「・・・。ウーノ、ドゥーエ、トーレ、クアットロ、チンク、セイン。・・・セッテ、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディード。・・・ありがとう、すまない」

「礼も謝罪も無用だぞ、ジェイル! 再生した後でまた逢わせてやる!」

そうしてプライソンは、ジェイルの心臓目掛けて剣を突き入れた。激しく吐血するジェイルは、「はやて君、イリス君、チーム海鳴の諸君・・・。あとは・・・」それだけを漏らし、静かに目を閉じた。そして、二度と彼が目を覚ますことはなかった。

「・・・俺だけが、不死身というわけか・・・」

待てど暮らせど再生されないジェイルの遺体を目に、そう言ってプライソンは握っていた剣を落とす。剣は床に落ちると同時に魔力となって霧散した。胸に去来する虚しさに、プライソンは「フハハハハハ!」ひとり笑い声を上げ続けた。

「はぁ・・・。アルファ」

『はい。プライソン』

プライソンが通信を繋げたのは、破壊されて死亡したはずのアルファ。しかも彼女は綺麗なままで通信に応じた。

「研究所の内外に居るジェイルの娘たち、どうなっている?」

『はい。ウーノとクアットロは、ベータとイプシ
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