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ヒカリ:「へぇーっ。図書館でそんな事が
あったのね」
ヒロシ:「うん、、。だから、
明日の朝、始発の船でグレンタウンに
向かおうと思うんだ」
マリナ:「グレンタウンって言えば、
カツラさんの故郷ですよね?」
カツラ:「、、、」
ヒカリ:「カツラさん?」
ヒロシの話が終わると、カツラは
何かを悟った表情をしていた。
ヒロシ:「、、どうかしたんですか?」
カツラ:「、、、ふむ。、、、奇縁じゃの」
マリナ:「え?」
ヒロシ:「奇縁って、
そのおばあさんがですか?」
カツラ:「そのおばあさんも、
その古代書もじゃ」
マリナ:「、、、どう意味ですか?」
カツラはサングラスを取り、語り出した。
カツラ:「、、、そのヒロシ君が
持っている書物、、。それは、
グレンタウンに古くから伝わる古代書じゃ」
ヒロシ:「!」
ヒカリ:「グレンタウンに伝わる?」
カツラ:「そうじゃ。ワシも噂でしか
聞いてはおらんかったが、グレンタウンには
世間に知られていない、古代の人が
遺した遺産の一つがあると言われておった。
噂によるとその古代遺産は3つに分かれており
一つは書、一つは絵、そして3つ目は、、」
ヒロシ:「、、、」
ヒカリ:「、、3つ目は?」
カツラ:「、、、すまん。忘れた」
マリナ:「え?」
ヒカリ:「えぇーー!」
マリナ:「一番肝心なとこを忘れたんですね」
カツラ:「いやー、、仕方ないじゃろ。
3つ目は定かな情報がないんじゃから」
マリナ:「情報がない?」
カツラ:「そうとも。、、、3つ目に
関しては色んな説があるんじゃ。
噂によると古代人の作った古代兵器だとか
遺跡だとか」
ヒカリ:「うーん、、、」
マリナ:「気になるわね」
ヒロシ:「、、、ところで、
カツラさんはそのおばあさんを
知っているんですか?」
カツラ:「知ってるも何も、その
おばあさん、グレンタウン出身の
ジュンサーって事じゃろ?
わしの昔の仲間じゃ」
3人:「幼なじみ?」
カツラ:「そうじゃ。わしが
少年時代に旅をしていた頃に知り合った仲間。
最初はワシのように旅をしていたが、
元々ジュンサーの家系じゃったから
途中で旅を終えたんじゃがな」
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