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転生とらぶる
ガンダムW
1571話
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てるだろうし。

「了解した。最後に確認をするが、戦場には出るがMS隊が危なくなったら援護に入る。そういう事でいいんだな?」
『はい、それでお願いします』

 短くやり取りをすると、これで話は決まったと判断して通信が切れる。

「そんな訳で、綾子と五飛はMSで待機だ。凛とサリィはここで待機」

 サリィはともかく、今回凛を連れてくる必要はなかったようにも思える。
 だがそれでも、凛だけを基地に残しておけば、こっちに対して妙な考えを持っている軍人が何か余計な行動を起こす可能性があった。
 ……軍人に被害が出ないように、こうして凛をこっちに連れてきた訳だ。

「ちょっと、アクセル。何か妙な事を考えてない?」

 魔法使いに到達するだろう魔術師の勘と呼ぶべきか、それとも女の勘と呼ぶべきか。
 そのどちらかは分からないが、それでも凛が怪しむような視線を向けてくる。

「いや、別に何も思っていないぞ。……ああ、でも今日は疲れたから今夜は凛と綾子と一緒にゆっくりしたいとは思ってるけどな」
「……馬鹿な事を言ってないで、さっさと行ってきなさい。そうしたら少しは労ってあげるわよ」

 薄らと頬を赤くしながら告げる凛に見送られながら、俺、綾子、五飛の3人は格納庫へと向かう。
 何だか五飛がどこか呆れたような表情を浮かべているのが気になるが、取り合えずはMSに乗る方が先だな。

「とにかく、さっきの通信を聞いていたなら分かると思うが、基本的に今回は連合軍のMSが撃破されそうになった時にだけ手を出すようにな。こちらから優先的に攻撃するような真似はしないように。……特に五飛」
「ふんっ、分かっている。正直なところ気が進まない戦いだがな」

 不機嫌そうに呟く五飛。
 ガンダムのパイロットとして、今日まで単独行動をしてきた五飛だ。
 それだけに、他のMSと協力して戦いを行うというのは慣れていないのだろう。
 そういう意味では、OZのエアリーズ隊と戦う事が出来たのは良かったのかもしれないな。
 ともあれ簡単な打ち合わせを済ませると、トールギスのコックピットへと乗り込んでいく。
 さっきの基地で整備や補給をされているので、機体は万全の状態だ。
 シェンロンガンダムの方も、色々と調べたがっていた整備員がいたらしいが、サリィの指揮によってきちんと整備と補給は終わっている。
 そんな状況であるが故に、戦力的には問題がない。……戦力的には、だが。
 唯一にして最大の問題は、当然のように連合軍のパイロットだ。
 妙な行動を起こさないといいんだが。
 そんな風に考えながらコックピットで待っていると、やがて輸送機のパイロットから通信が入る。

『アクセル代表、敵基地から戦力が出撃してきました。MS輸送機、10。他に護衛のエア
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