暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1571話
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が……

「見てただろ? ベンティからの直々の命令だ。それに、連合軍の兵士を鍛える必要があるというのも事実だしな」

 結局はこれに尽きる。
 ベンティ、セプテム……そして俺達の直属の上司のノベンタ。
 この3人は基本的にシャドウミラーに対して友好的だ。
 セプテムは当初俺達に対して敵意を抱いていたが、OZからトーラスを奪った事によりこっちに対しての態度を変えた。
 だが……それでも連合軍の戦力を鍛えるという事と、それは話が別だった。
 勿論連合軍の兵力は防衛に特化した戦力となり、攻撃はシャドウミラーに任せるという体制を取るのであればそれでもいいかもしれないが……まさか連合軍としては、そんな真似を許可出来ないだろう。
 だからこそ、連合軍の兵士に俺達と行動を共にするように命令を出し、現場で少しでも鍛えようという事なのだろう。

「連合軍の上層部も、ある程度被害が出るのは織り込み済みだろう。その上で、お前達……いや、俺達と行動を共にし、生き残った者がいればそいつを中核にして戦力を整えるといったところか」

 綾子の言葉に答えたのは五飛で、言葉の内容は俺が考えていたものとそう大差のないものだった。
 五飛もしっかりと連合軍については分析していたという事か。

「そうね。言葉は悪いけど、上もふるいに掛けようとしてるんだと思うわ。勿論実際に戦力が足りない状況でそんな真似をすれば全滅するだけだし、だからこそアクセル代表達シャドウミラーに今回の件をお願いしたんだと思うけど」

 サリィが小さく溜息を吐く。
 基本的に人道的というか、人の良いサリィだ。当然今回の命令に対して完全に納得している話ではないのだろう。
 だがそれでもサリィは軍人であり、上の命令には絶対だ。
 いや、もしこの命令が理不尽なものであれば逆らったかもしれないが、今回の命令は連合軍がOZと戦っていく上では必須に近い。
 寧ろ俺達シャドウミラーが協力する事により、被害が抑えられる分だけ人道的と言ってもいいだろう。
 ……まぁ、それでも納得出来ないのがサリィの優しさなのだろうが。

『アクセル代表、もうそろそろ基地の防衛圏内に入りますので、MSに搭乗して待機をお願いします』

 流れてきた通信は、今回の作戦の指揮を執る軍人のもの。
 こっちに対する言葉は、連合軍のお偉いさんとしてはそれなりに丁寧な代物だ。
 まぁ、現在の連合軍にとってシャドウミラーというのは元帥直轄の傭兵部隊であり、戦力的にも極めて強力な部隊だしな。
 実働戦力はMS3機と極めて少ない部隊なんだが。
 OZをもっと先鋭化させたような傭兵団と言われれば、否定は出来ない。
 ともあれ、この軍人も今回の作戦に抜擢されるんだから、無能だという事はないだろう。
 その辺は上も当然考え
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