37話「二章エピローグ〜冬の訪れ〜」
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したし」
ブラッドイーター……お前、よく、最後の最後でホワイトを切断するのを躊躇ったなぁ……。
でも、分かる気がする。
あいつ、絶対、友達とか少ないタイプだし。
生き残った最後の弟子を斬るのを……僅かに残った良心が躊躇って、手加減してしまったのだろう。
ゴブリンから見ても、獣人は動物みたいな要素があるから可愛いと思うだろうし。
「おや?雪ですかな?」
空から、白い粉が降ってきた。
肌に触れると溶け、庭が白く染め上がろうとしている。
これで今年は……戦争はもう起こらない。森を遭難中のゴブリンは凍死する。
よっしゃ、薪をたくさん集めて、理想のモッフモッフライフだ!
僕なしじゃ生きていけないように、狐娘も狼娘もモフモフしてやんよ!
……そういえば、放置していた復讐に燃える難民ゴブリンの群れどうなったんだろうか?
邪神どもが何も言わないから、勝手に壊滅したのだろうが、全く音沙汰がないのが不気味だ。
『犬さんの黒歴史とバトルして壊滅しましたお』
『カカスの木とバトルしてましたぞ!』
なに、その植物、怖い。
「主様」
ホワイトの声につられて、僕は彼女の青い瞳を見た。
イタズラ娘な笑みを浮かべて――
「さっき気配を隠していたのは……拙者の尻尾をモフるためだったりしますか?」
うぬぬっ……油断ならぬ銀髪ロリだ。
銀色の尻尾が、元気よくブンブン動いているせいでモフり辛い。
二章おしまい
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)今回どうでした?
●(´・ω・`)強敵を、敵を利用して倒す。そんな王道を書けた。次は主人公の超上位互換バージョン出すお。
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)難易度を上げすぎだろ!?
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