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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
803部分:第百二十五話 女神の戦衣その一
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第百二十五話 女神の戦衣その一

                    女神の戦衣
「それではだ」
「戦いの前にだ」
 四人はここで再びシオンに言ってきた。
「よいな、まずはだ」
「名乗ろう」
「そうだな。名乗りがまだだったな」
 シオンも言われてだ。そのことに気付いたのだった。それがまだだったのである。自分のことはもうお互いにわかっていたのでそれで忘れてしまってもいたのだ。
「お互いにな」
「ではどちらから名乗る」
「我等から」
「いや」
 しかしだった。ここでシオンは言うのだった。
「私から名乗ろう」
「そうするというのか」
「ここはか」
「そうだ、そうさせてもらおう」
 こう四人に返すのである。
「それでいいか」
「我々はそれで構わない」
「一向にだ。名乗りたいというのならだ」
「そちらから名乗るがいい」
 四人は名乗りに関しては寛容に返すのであった。
「是非な」
「我等の名乗りはそれからだ」
「そうか。それではだ」
 シオンは四人の言葉を受けてであった。そのうえで名乗るのであった。その名はだ。
「我が名はシオン」
 そしてであった。さらにだ。
「聖域の教皇。かつてはアリエスの聖闘士だった」
「そうだな。確かに聞いた」
「貴様のことは今だ」
「聞いたぞ」
 四人は最後まで聞いてだ。それぞれ言った。
 そのうえでだ。今度は四人からであった。
「それでは我等の番だな」
「今から名乗ろう」
「それでいいな」
「うむ」
 シオンも頷く。そうしてである。
 四人はそれぞれの構えを取りつつだ。名乗ってきた。
「メフィストフェレスのファウスト」
「ベルフェゴールのイシュティス」
「バフォメットのメンデス」
「アリオクのエノク」
 四人共名乗り。そしてだ。
「我等四騎士」
「覚えておくことだ」
「今確かに聞いた」
 シオンは四人の名乗りを受けてだ。確かに言うのだった。そしてだ。
「しかもそれではだ」
「今からはじめるとしようか」
「戦いをな」
「私もまた戦わせてもらう」
 シオンもだ。その全身から小宇宙を込み上がらせてだ。言葉を出してである。
「ではだ」
「よし」
「では、だ」
 四騎士達が先に動いてだ。そうしてだった。
「受けよ教皇よ!」
「我等のこの技をだ!」
「ここでだ!」
 それぞれ言ってであった。四人はそれぞれの技を繰り出したのだった。
「ワルプルギスダークネス!」
「エビルデスサイズ!」
 ファウストは両手を突き出し闇を出す。イシュティスは両手に持つ鎌から気を繰り出した。
 そしてだ。次の二人も攻撃を出すのだった。
「エターナルサバト」
「サンダーソード!」
 無数の異形の魔物達が地の底から這い出てきてだ。剣か
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