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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
33話「犬さんのブラッドイーター戦@
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Q.今回の成果はなにですか?

A.ブラッドイーターを少し疲労させる事に成功したよ!

……弱い。精鋭ゴブリン100匹が雑魚すぎる。
特に、食用ゴブリン200匹は、ほとんど崖から勝手に転落して死体になっているから、役立たずにも程がある。
急所を浅く斬る事で、剣の消耗を最小限に抑えているし、激しい武器の劣化もない。

「……さぁ、約束は果たしたぞ、剣を寄越せ」

ブラッドイーターが、100m先から声をかけてきた。
同族殺しに慣れすぎて、罪悪感を全く抱いていない。
……友達にはなりたくないタイプである。
僕はホワイトの顔で頷いた。

「剣はこちらです、師匠。
ゆっくりついて来てください」

引き締まった筋肉で、場から早足で移動する。
後ろから、ブラッドイーターが笑みを浮かべて追いかけてきた……僕は何時から、ホラー映画の世界に紛れ込んだのだろうか?
殺ゴブリン鬼が背後から追いかけてくるとか、周りが森林地帯という事もあり、雰囲気が合いすぎて怖すぎる。

「くくくっ……!今日は良い日だ……!
強くなった弟子に会えた上に、良い剣まで手に入るとはな」

……これぇ……剣を渡しても殺し合いになりそうだなぁ……。
ホワイトは何で、こんなキチガイに弟子入りしたんだっけ?

(詳しい経緯は省きますが……剣の腕だけで生活できる凄い人なんです、主様)

剣か。剣って集団では運用し辛いよな。
短いし、遠距離攻撃を防御するのも困難だ。
せいぜい、リーチの長い槍部隊の隙間に突撃させて、乱戦に持ち込ませるローマ軍みたいなやり方じゃないと、主力武器に出来ないだろ?

(さすがは主様……師匠のやり方がまさにそれです。
凸凹だらけの地形に誘い込んで、崩れた戦列に突撃して乱戦に持ち込むのが得意でした)

うむう……言うのは簡単だが……依頼人や上司から『お前、さっさと戦死しろ』と言われているも同然の酷使されっぷりだな……。
技能スキルがあっても、そんな無茶な使い方したら死ぬぞ……。
矢って、辺り一面を制圧するような感じで、雨のように飛んでくるはずだし……。

(他には、剣で木を切り刻んで人形を量産したり、山一つハゲ山にして薪にしたりと、恐ろしい稼ぎ方をしてました)

『工具使わずに手で岩を切断する、犬さんがと同じ事をやっているお……』
『自然破壊は駄目ですぞ!モフモフ神は自然、もとい、森が大好きですぞ!』

(新しい弟子の仕事は、もっぱら薪の運搬と、市場での販売と言っても過言ではありません。
おかげで大雨が降ると山崩れが起きて、賠償しろという住民の悲鳴をよく聞きました)

……それ、弟子っていう名
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