31話「犬さん、銀髪ロリの身体を独占する」
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そんな英雄級の化物が、モフモフ村を廃墟にしたら……僕達は狭い部屋でお互いの尻尾をモフモフしながら、少ない食料に腹を空かせて、寒さに震えながら生活しないといけない……。
ああ……なんて恐ろしいんだっ……。
だから、真っ暗な未来を壊して、百人の精鋭ゴブリンを蹴散らし、ブラッドイーターを確実に殺す術を考えよう。
そうだな……あいつの弱点……。
……。
……。
……。
あれ?こりぁ……かなり簡単じゃないだろうか?
正面から戦ったら、僕が返り討ちに合うけど、これなら何とかなるのでは?
ちょうどブラッドイーターと面識がある狼娘もいる訳だし。
僕は、隣で添い寝してくれているホワイトに話しかけた。
「おい、ホワイト。とっても重要な話がある」
「主様、どうしましたかな?
拙者の尻尾をモフモフしますか?それとも胸をパフパフしま――」
「その体を貸してくれ」
「……」
「どうした?」
「わかりました……戦いの前に高ぶってしまったのですな?
拙者の身体で慰めましょう……初めてですが優しくしてくださると嬉しい――」
「どういう解釈の仕方をしたんだ!?
痴女か!僕はなぁ!ホワイトの体を借りたいだけなんだ!」
「いや、意味がよく分からないのですが?」
『仲が良いお』
『そんなに騒ぐと左隣で眠っている狐娘が起きますぞ』
……そうだった。
ホワイトに説明をしていなかった。
交信術スキルはかなり応用が効くという事を、教えてなかった。
「……いいか、ホワイト。
交信術は、相性が良い奴の場合、体を借りて操縦する事ができるんだ!
しかも、攻撃を探知する系統のスキルなら、その恩恵に預かる事ができる!」
『オラ達の相性が抜群って事だお』
『うむ、嬉しい発言だな……』
『大親友って事ですぞ!』
もうやだ……こいつら。
邪神の体を頻繁に借りている時点で、一番相性が良いのが幽霊どもとか……。
僕は尻尾が立派な獣娘と仲良くしたい。
「なるほどなるほど……拙者の身体で女体の神秘とやらを確かめる訳ですな?
おマセですなぁ……ふふふふ。
胸は小さいですが感度は良いですぞ?」
「なんて酷い痴女だ……」
「冗談ですので安心してくだされ。
拙者の身体と尻尾なら、何時でもお貸ししますぞ?
なにせ受けた恩を返せる機会ですしなぁ」
体を貸してくれる。それは信用されている証に他ならない。
人生踏み外して、もう少し真面目に生きるか、転生しろよと言いたくなるような奴ばっかりだが――おかげで寂しくはないな。 こんな奴らと一緒に生きるためにも――ブラッドイーター。
お前の人生を詰まさせて貰うぞ。
こっちは人員だけなら850人もいるんだ。直接、戦闘させなくてもやり方はあ
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