第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フェイト、受難の巻〜
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ところには確かに名前が書いてある。
その名前を見て、フェイトが重い声を上げる。
「Dr.ジェイル・スカリエッティ・・・・・・・!!!!」
「だれ?」
蒔風の問いに、モニターから目をそらさずにフェイトが答える。
「ドクターの名の通り、生命操作や生体改造、精密機械に通じた科学者で、ロストロギア関連以外にも数多くの事件で広域指名手配されている次元犯罪者。私がここ数年追ってる奴」
「生体操作に生体改造、ね。それはまた因縁がありそうだな」
「あるよ・・・・とっても」
フェイトの目に因縁じみた何かを感じとった蒔風がフェイトを見、そしてモニターに映ったジェイル・スカリエッティの顔写真を見た。
その顔には大人しそうな表情に、何もかもを欲したがるような目が張り付いていた。
「で、でも、なんでこんな名前出しなんかしたんでしょうか?リスクしかないんじゃ?」
「いいや、科学者ってのはな、自分がやったっていうことを証明しなきゃならない性分なんだよ。何かを成し遂げても、誰がそれをやったのかわからないんじゃ意味がないだろ?「自分の出した結果です」って公表しないとやっていけない人種なんだ。もちろん、すべてそうとは言えない。だけどこう言う俗にマッドサイエンティストなんてやつらは大体そうだね。一言でいえば「自己顕示欲が強い」」
「でも、簡単に決めつけるのは早いよ。もしかしたらブラフかも」
「そこを含めて調査しないとな」
蒔風がにやりと笑いながら改めてモニターの男を見る。
経歴はともかく、その内容は天才的だし、素晴らしい頭脳の持ち主であることがうかがわれた。
(いい顔してる。自分の欲望に忠実な顔だ。問題は・・・・・・そこで迷惑になるかどうかだけどな)
そうして蒔風は敵を知る。
物語が大きく動き出した。
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くっくっくっく・・・・・・
プロジェクトFの残滓二体に、タイプゼロファースト。
この部隊は素晴らしいねぇ。
そろそろ私のメッセージに気付いてくれただろうし、ここからが面白くなりそうだ。
それにしても・・・・・・・あの男は何者だろうか?
どんな資料を調べても出てこない。
あの力も妙だ。
これは・・・・・・また研究対象が増えてしまったかもしれないな
ふふふふふふふふふふ・・・・・・・・・・
to be continued
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