第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フェイト、受難の巻〜
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かな?」
「ああ、話してなかったっけ?「レリック」だよ」
「なにそれ?」
「ここで話すのもなんだしさ、一旦シャワー浴びてからにしよ?体中汗でベトベトだし」
確かにそうだ。
蒔風とフェイトは砂や土で汚れていたし、フォワード陣は汗ダクダク。
よってそんな感じでシャワーになる。
しかし男のシャワーなんぞはあっという間。
そんなわけでエリオと蒔風はシャワールーム外の階段に座っていた。
「それにしても舜さんって本当にすごいんですね!!」
「おだてるなよ。ほれ、ジュースだ」
「あ、ありがとうございます。でもフェイトさんと追いかけ回れるなんて相当ですよ?」
その言葉に笑いながら肩をすくめる蒔風。
「耳が痛いな。あいつの・・・と言うかお前ら全員もだけど、その力は自身の成長で得ていったもの。オレのは得てしまったものだから、純粋に素晴らしいかと言ったら、お前らの方が断然いい力だよ」
「???」
エリオが蒔風の言葉に首をかしげるが、蒔風がま、それは置いといて、と話題を変える。
「確かエリオってフェイトの保護下にあるんだっけ?」
「そうですね。キャロも一緒にです。引き取ってもらえて、優しくしてもらって、家族をくれました。フェイトさんは僕のお母さんみたいなものですよ」
そのエリオの顔を見て、蒔風が柔らかく笑う。
そしてその頭をガシガシと撫でた。
「え?うわ、なにするんです!?」
「いいなぁ。幸せもんめ。誰かが何かを残す。俺にもできたらねぇ・・・・・」
そんな感じで揉みくちゃとじゃれ合っているうちに、女性陣が出てきた。
そこのシャワー室にはフォワード陣しか入っていなかったので、ティアナたち三人だけだったが。
蒔風が立ち上がって「ンじゃ、ここで」と言ってフェイトの元に行く。
エリオもまた後で、と手を振って皆とその場を去っていった。
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そして蒔風がフェイトがいるという部屋に着く。
そこではシャーリーとフェイトがモニターに映ったガジェットの残骸を調べていた。
「よ、きたよ」
「あ、舜」
部屋に入り、蒔風もモニターを見る。
「これってあのガラクタどもじゃねえか」
「ガラクタって・・・・結構厄介な奴らなんだけどなぁ・・・・」
蒔風の言葉にガックシとなるシャーリー。
それを見てフェイトが軽く笑う。
「舜が使うのは魔法じゃないからね。だからAMFも意味がないんだ」
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