暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第81話「一時の休息」
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すり眠っちゃって♪」

「うぇっ!?母さん、僕らが寝た後に部屋に来たの!?」

「ええ。息子たちの事ですもの。気になって様子を見に行くのも当然だわ。」

 まさかあんな無防備に寝ていたのを見られたなんて...。

「あ、それじゃあ私たちは朝食を食べてくるわ。席もまだ空いてるし、よかったら来なさい。」

「...はーい...。」

 第三者に見られるって結構恥ずかしいな...。

「....とりあえず、料理を頼むか。」

「...そうね。」

「そうだねー....。」

 椿と葵も恥ずかしいのか顔が赤かった。
 ...腹ごしらえして、気分を切り替えるか。





「...そういえば、あの銀髪の子...奏ちゃんだったか?その子が優輝の部屋に来ていたぞ?」

「奏が...?」

 結局母さんたちの近くに席を取り、朝食を取っていると父さんにそう言われた。

「私が疲れて眠っているって伝えたら、帰っていったけど...。」

「...ふむ...。」

 魅了が解けて、戦いが一度終わったから何か言いたい事とかできたのか?

「...まぁ、後で会ってみるよ。」

「そう。...ごちそうさま。じゃあ、私たちは行くわね。」

「うん。」

 母さんと父さんは食器をお盆に乗せて返し、そのままどこかへ行った。

「んぐんぐ...。」

「...よく食べるわね...。まぁ、仕方ないのだろうけど...。」

 会話に入ってこなかった椿と葵に視線を向けると、葵はいつもより多く頼んだ料理を口いっぱいに頬張っていた。
 ...丸一日何も口にしてなかったのだ。仕方ないと言えば仕方ない。

「(ジュエルシードが見つかるまで待機...か。何しようか...。)」

 ただぼーっとしてるだけでは性に合わない。
 だからと言って、不用意に鍛えようとすると不測の事態に対処できない。

「(とりあえず、奏の所に行って...その後は...。)」

 今後の予定を粗方決めながら、僕は葵が食べ終わるのを待った。





     コンコンコンコン

「....誰...?」

「僕だ。奏。」

「優輝さん...!?」

 朝食が終わり、僕らは奏に宛てられている部屋に向かった。
 ノックをして声を掛けると、奏は少し驚いた様子だった。

「...どうして、ここに?」

「母さんと父さんから僕の部屋に来たって聞いてさ。何か用があったんじゃないかって思って来たんだ。」

「...とりあえず、入ってきてください。」

 扉越しの会話もアレなので、奏に入ってくるように促される。
 入ると、奏は椅子を出してくれたので座らせてもらう。

「....用って言
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