おまかせあれ
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があるの?」
「え!?」
すると、今回の作戦の発案者であるシャルルがまだ意見を述べることのない少女に怒ったような口調でそう言う。否定するならまず自分で何か考えろってことなんだろうけど、そう簡単にいいものが思い付かないから困ってるんだよね・・・
「うーん・・・そうだな・・・」
それでも何かあるかもと考えてくれるあたりがシェリアのいいところかも。ただ、完璧にできる作戦なんかあるわけないし、あまり期待をするのはよくないだろう。
「あ!!」
シェリアはどんなことを言うのかと期待半分、不安半分で待っていると、周囲を見回した彼女は何かを閃いたらしく、キラキラと輝く笑顔でこちらを見る。その顔はどっかの緋色の方が大好きなスイーから始まってツで終わるものを見るような目だった。
「あったよ!!すっごい有効な方法が!!」
「本当!?」
自信満々のシェリアの姿を見てウェンディが身を乗り出す。しかし、他のメンバーはそんな大きなリアクションはしない。話を聞かないことには、それがいいのか悪いのか判断できないし。
「それで?どんな方法なのよ」
「フフッ、それはね・・・」
天空の神が閃いた作戦に耳を傾ける。半信半疑で聞き始めた俺たちだったが、内容がわかるにつれてその顔は驚きのものへと変わっていく。
「なるほど!!それならいけるかも!!」
「でしょ!!」
シェリアの考えた戦法なら間違いなく大半の雑魚どもは蹴散らせるし、うまくいけば主要人物である三人もはめることができるかも!!
「でも、どのくらいでできるの?」
「あたしたちなら二、三日でできると思うよ?」
準備が二、三日で済むなら十分有効だ。向こうはこっちが攻めてくるのを待っているだろうし、動き出すのに最低でもそのくらいはかかるだろうからね。
「指示はシェリアが出してくれる?」
「もちろん!!大船に乗ったつもりで任せてよ!!」
胸をドンと叩いて得意気な顔を浮かべる彼女を見て思わずオオッと感心する声が漏れる。そうと決まれば早速準備に取り掛かろうと、俺たちは作戦実行に向けて動き出した。
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