おまかせあれ
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俺も電車の中でシェリアたちから教えられたんだけど、今こんな感じの依頼が複数来ているらしい。それも、他のギルドにもいっぱい来ているとの話だったので他のギルドに回すわけにはいかず、全てギルド内で処理しなければならないらしい。つまり、彼らに助けを求めることはできない。だからこんなに今悩んでるんでしょ!!
「一番簡単そうなのは・・・」
「闇討ち?」
まずは候補を出していこうとしたところ、またしても信じられない人物から信じられないような提案が出されそちらをバッと向いてしまう。
「え?今言ったのサクラ?」
「はい!!私ですよ!!」
まだまだ幼さがある顔で純粋そうな眼差しをした少女。とても彼女がこんなことを言うとは思えない。もしかしたら聞き間違いでもしたのかな?うん、きっとそうだ。そうに違いない。
「サクラ、さっきのもう一回言ってくれる?」
信じたくないと思うのは俺だけじゃなかったようで、ウェンディが優しげな笑みを浮かべながら再度意見を述べるように言う。ただ、その表情がひきつっているのが俺たちとしては非常に気になるところだ。
「ですから!!闇討ちをするんです!!夜寝ているところをブワッと!!」
可愛らしい顔立ちからは想像できないような発言を繰り出してくる少女を唖然と見ていることしかできない。
「あんた、結構怖い子ね・・・」
「人は見かけによらないね〜」
「??」
猫耳ッ子たちが何を言っているのかわからず首を傾げているサクラ。でも闇討ちか・・・意外と有効なんじゃ・・・
「シリル。顔顔」
「悪い人みたいになってるよ」
いい作戦を聞いたと思っていた俺の表情は完全に悪人になっていたらしい。慌てて顔をキリッと作り直すが、ウェンディたちはその前の顔でちょっと怖がっているような目をしていた。
「闇討ちは有効かもしれないけど、難しいところもあると思うな」
「というと?」
正々堂々とは言えないけど、手段を選んでいる余裕もない。仕方なくサクラの案を採用しようかと思っていたところ、シェリアがこの戦法に難色を示した。
「そもそも暗闇で戦ったことってある?」
「「「あ・・・」」」
言われてみると、普段依頼をするのは日中だし、夜になっても多少なりとも明かりがある場所で戦うことの方が多い。というかむしろ光がない場所でやったことなんて一度もない。
しかし、闇討ちとなると相手に気付かれずに接近して物音も立てず、素早く相手を倒さなければならない。慣れない暗闇で、それも建物の配置などもきちんと把握できていない見知らぬ村で初めての戦法を取るのはかなり勇気がいる。
「私たちが村の地形とか調べましょうか?」
「僕たちなら飛べば捕まらないし〜」
思わぬ弱点が発覚した闇討ち作戦をやるために、下
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