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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
おまかせあれ
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「大丈夫?」
「つけられてない?」

一度立ち止まり後ろを振り返る。目を使うことによって木々が多い場所でも敵がつけて来ているなら姿を確認することができる。

「大丈夫。誰もいないよ」

見た感じ山賊たちは俺たちに気づいていなかったらしく、誰一人としてつけてきている様子はない。もっとも、人が住んでいられる場所など限られているから、特定されるのは時間の問題だと思うけど。

「ただいま戻りましたぁ」

ひとまず俺たちのせいで村人たちを危険に晒すことはなくなったので何事もなかったかのように彼らのもとへと戻っていく。俺たちが到着すると、それを待っていたのはたくさんのカノッコ村の皆さん。彼らは俺たちが戻ってきたのを見てパッと表情が明るくなる。

「皆さん!!どうなりましたか!?」

戻ってきて早々に出てきたのはジュラさんくらいの年齢の男性。みんな今まで誰も倒すことができなかった山賊たちを次々に倒したというのを聞いたらしく、期待の眼差しを向けてくる。

「シリル、お願い」
「えぇ!?」

小さな子供たちもいるのでまさか引き返して来ましたなんてこと、あまり言いたくはない。誰が説明するのかと待っていると、シェリアから前に押し出されてしまう。

「なんで俺!?」
「男の子でしょ」
「うん!!シリルが一番適任だよ!!」
「そうね」
「任せたよ〜」
「よろしくです!!」

こういう時に限って扱いが男になる・・・うれしいことではあるけど、だったら普段からちゃんと男として扱ってほしいんだよな・・・

「えっとですね・・・」

ウェンディたちにも裏切られたため、渋々今回あったことを説明することにする。それを聞いた村の人たちは万勉の笑みから一転し、絶望にうちひしがれたような表情へと変化していった。

















第三者side

シリルたちが撤収した村にいる山賊たち。その中で昨日合流したメンバーに指示を出す一人の女性がいた。

「相手は六人の子供だそうだ。だが油断するな。マリキスとイネスがやられて・・・あ、お前もやられたのか」
「そのフリいらねぇよ!!」

ドッと笑い声が沸き上がる。長い髪をポニーテールに束ねたその人物は、怒っているカラスをなだめると、隣にいるショートヘアの女性に視線を向ける。

「ローレ。そいつらは村の近くに来ている?」
「まだ見てないみたいだよ」

ローレと言われた女性は同じほどの背丈の女性に周りの部下と思われる男たちからの情報をそのまま伝える。

「警戒は怠るな。向こうは村を奪い返しに必ず来る。その時が狙い目だ」

相手はこちらが他の者と合流したことを知らない。ゆえに安心して攻めてくると考えている女性。しかし、すでに
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