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逆襲のアムロ
39話 持て余る力 3.11&12
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ットの映像が映る。

「おい、パイロット。オーキスの全火力をパラス・アテネに向けて放て」

スレッガーだった。ルーは言われたことを即座に行って、バランスを崩していたパラス・アテネに何百発という小型ミサイルが全方位から追撃していった。それに気が付いたシーマは不意を突かれた怒りと共に昂る。

「ふ・・ふざけんじゃないよ!」

パラス・アテネのサイコフィールドを展開した。追撃してくるミサイル群を次々と破壊していく。
それで防いだが、爆発の閃光と煙で周囲が視覚的に様子が見て取れない。シーマが目視で確認できたミサイルの次のものは至近距離のメガビーム砲の銃口だった。

「なんだと!」

シーマは顔が引きつっていた。次見た光景は予想通りビームの発射だった。ビームの出力はシーマのサイコフィールドを突き破り、パラス・アテネへとコースを取っていた。パラス・アテネの身をよじらせて躱そうとしたが、機体右側がザックリとビームの熱量で持っていかれた。

「うわあーーーーーー!」

パラス・アテネのコックピット内にリ・ガズィ爆破以上の衝撃が見舞われ、シーマは内臓のいくつかが体内で破裂、損傷してしまった。それにより吐血をした。

「ブホッ・・・ハア・・・」

ノーマルスーツを着込んでいたシーマはヘルメットを外し、傍にある鎮痛剤を体に打った。すると息を切らしながらも気絶せず保てていた。

「・・・こんなん・・・では、シロッコに会わせる顔が・・・ない!」

シーマは半身吹き飛んだパラス・アテネを操り、GP03に突撃していった。その機体の周囲にはサイコフィールドが展開されていた。しかし通常のサイコフィールドとは違い、斥力引力場でなく、通過上にあるデブリらを全て消失させていっていた。その現象を見たルーは腰が引けていた。

「あれ・・・これって・・・ヤバいんじゃない」

ルーが引きつりながらパラス・アテネの進行を見ていた。何かしようとハンドルを握るがそれ以上の事ができない。何故か金縛りにあっていた。

「え?・・・う、動いてよ!」

ルーが混乱した。ルーはモニターで突撃してくるパラス・アテネと同時に側方にジェガンがいるのが確認できた。

「早く離脱しろ!」

スレッガーが叫ぶ。しかしルーは動かない。

「ちぃ!」

スレッガーはジェガンのサーベルを使ってオーキスから無理やりステイメンを引きずり出した。
スレッガーとルーがその場から少し離れるとただ真っ直ぐオーキスへ進むパラス・アテネを見ていた。

パラス・アテネがオーキスに接触すると速度が極端に落ちた。オーキスも徐々に分子分解されて、爆発もなくスーッと通過していくようだった。しかし事態が少し変化があった。それをルーは声に出していた。

「見て!アレ」


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