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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第76話:無礼講は急に行えない
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に改善させるから、悪い噂だけでも止めさせてよ! お店を改善したって、客足が減ったら意味ないじゃん」
「そんな事は知るかよ。悪い噂を払拭するのは、その店の営業努力だろう! 悪い噂も自業自得なんだから、払拭作業も自らの努力でどうにかしろ!」
「相変わらず厳しいなウルフ君は……」
「厳しくなんかねーよ……あ、お前この間昇給したんだから、これを機会に通い詰めてやれよ。エウカリス……じゃなくて、サビーネ嬢をナンバー1にしてやれよ(笑)」
「馬鹿なの? ウルフ君は馬鹿なのかな? 昇給したって言っても元々が薄給なんだから、カタクール候が通うような高級キャバクラになんか行ける訳ないだろう!」
僕にだって生活ってモノがあるんだよ!
「月に1回……生活水準を下げれば月2.3回は行けるだろう。頑張って通ってチヤホヤされて、そして悪い噂の払拭に協力してやれよ。どうせ貢ぐ彼女も居ないんだから、親しくなった美女の為に身銭を削って格好付けてみろよ。彼女になってくれるかもしれないぞ……店の中では100%彼女になってくれる!」
この野郎……勝手な事ばかり言いやがって。
「レクルトさ〜ん? 早速明日ぁ同伴してぇ〜?」
ウルフ君の言葉を聞いたエウカリスちゃんが僕の隣に来て腕に抱き付き同伴出勤を強請ってくる。小ぶりだが胸が当たって何とも言えない……
「頑張れレクルト。キャバ嬢に貢ぐなんて大物になった証だぞ!」
「君は貢いでないじゃないか!」
僕より遙かに大物なウルフ君だって貢いでないのに、何で僕が貢がなきゃならないんだ!?
「俺はホラ……平宰相だし、とても大物とは言えないよね」
「何でこう言う時だけ謙遜するんだ!? 何時もは『俺天才!』とか『俺イケメン!』とか言って、周囲の人々を威圧してるクセに!」
「俺が天才である事とイケメンである事は事実であり、その事を周囲に知らしめてるだけで威圧はしてない。更に言えば俺は女に不自由してないから、ワザワザ女遊びに金を出す必要がない!」
姫様2人と付き合ってるって事自体が、彼の大きなアドバンテージになっている。従って女関係の事柄には、かなり強気に出てくる。
あぁもう……何これ!?
何かもう断れない雰囲気になってない?
レクルトSIDE END
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