ガンダムW
1570話
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具合がこの世界の人間とは比べものにならなく、また俺程ではないが身体能力や対G能力が高い綾子は既にエアリーズ部隊のパイロットを軽く凌駕する能力を身につけているし、実戦を何度か繰り返した事で模擬戦ではない、本物のMS戦闘をも可能になっている。
シェンロンガンダムのパイロットである五飛は、言うに及ばずだろう。
シャドウミラーの実働班3機は、とてもではないが他の部隊……それも技量的にとても高いとはいえない連合軍のMS部隊と行動を共にするというのは、明らかに俺達の動きが制限される事になる。
『アクセルが嫌な顔をする理由も分かるが、これは必要な事だ。特に大きいのは、やはり連合軍に実戦経験を積ませたいという事だ。特に、OZは必ずしも勝てない相手ではないというのを示す必要がある』
「……それは俺達がこれまで散々見せてきたし、何よりエアリーズ部隊が模擬戦でもOZに勝っていると思うが?」
『そうだな。だが、それは一部の……こう言っては何だが、エリートだけだ』
それは確かに。
そもそも、OZはオペレーション・デイブレイクの準備を入念にしてきた。
であれば、当然ながら制空権を支配する為のエアリーズというMSを連合軍にあまり渡したくないのは当然だろう。
実際、連合軍が使用しているエアリーズの数は、驚く程に少ない。
それこそ、一部のエリートが乗れるくらいに。
『だからこそ、一般のMS部隊であってもOZに勝てるという自信が必要になる。……悪いが、これは拒否出来ないと思って欲しい』
そう告げるベンティの言葉に、俺は渋々ながらも納得せざるを得ない。
確かに俺達シャドウミラーの能力は高いが、あくまで俺達はここにいるだけでしかない。
であれば、当然俺達が攻める事の出来る場所というのも決まっており……最終的には、どうしても連合軍の戦力を必要とするのだから。
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