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転生とらぶる
ガンダムW
1570話
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別にこれは誰が悪いって訳じゃないしな。敢えて悪い奴を上げるとすれば、OZか?」
「ま、そうでしょうね。OZが反乱を企んだりしなければ、こんな事にはならなかったんでしょうし」

 しみじみと凛が呟き、他の面々もそれに同意するように頷く。
 五飛までもが頷いたのは、OZに対する憎しみからだろう。

「そうですね。早くこの反乱が治まってくれればいいのですが」

 兵士の言葉は、一般的な連合軍人の意見を代表したものだった。
 実際問題、連合軍の軍人で現在の状況を歓迎しているような者は殆どいないだろう。
 それだけ長年の平和に慣れきっていると言い換える事も出来るんだが。
 戦いというのは、あくまでも戦い続ける事によりその技能を維持出来る。
 勿論模擬戦を始めとした戦いでも操縦技術を高水準に保つ事は不可能ではない。
 だが、下手をすれば模擬戦の為の模擬戦という事になりかねない。
 ……というか、今の連合軍ではそうなっている者も多いんだよな。
 そういう奴等を率いてOZの精鋭と戦えと言われれば、基地の人間にとってもちょっと笑い事では済まないだろう。
 せめてもの救いは、俺達がノベンタ直属の傭兵団でそんな奴等と行動を共にしなくてもいいってところか。

「じゃ、どんな連絡があるのか分からないが……早速話を聞くか」

 そう呟き、部屋の中へと入る。





「は? 冗談だろ?」

 映像モニタに映し出されているベンティに向け、そう言葉を返す。
 だが、ベンティはそんな俺の態度に真面目な表情で首を横に振った。

『残念だが、これは冗談でも何でもない。正真正銘の依頼だ』
「おいおい、本気か? そもそも、OZ……いや、スペシャルズとの間でも行動を共にするのが難しいんだろ? それが、俺達シャドウミラーと行動を共にして、しかも基地を取り返すだと?」

 まさか、さっきの俺の言葉がフラグだった訳でもあるまいに。
 ふとそんな思いが脳裏を過ぎる。
 だが、そんな俺の思いとは裏腹に映像モニタの向こう側にいるベンティは躊躇なく頷きを返す。

『残念だが本気だ。それにこれは、ノベンタ元帥からも許可を貰っている』
「何だってそんな面倒臭い真似をする必要がある? もしどこかの基地を取り返す必要があるというのなら、わざわざ俺達と一緒に行動する必要もないだろ。それこそ、俺達が基地を守っているOZの部隊を撃破した後で、連合軍がMS部隊を派遣して占拠すればいい」

 連合軍の中でも精鋭が集まっていたエアリーズ部隊くらいなら、俺達と行動を共にしてもそんなに足を引っ張る事はない。
 だが、それでも何とか俺達についてこれるといったレベルでしかない。
 俺の操るトールギスはともかく、半サーヴァントという能力のおかげで操縦技術の上昇
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