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す。

青年は白のコートを揺らして振り返る。
金色の目がこちらを睨む。

「そうだ、僕は『伊邪那岐』。そういうお前は…霊遥葵雄大か」

「…何故俺の名前を?」


「『ゼロの世界』から見ていたからね。君たちのおかげで過半数が消えたよ」
伊邪那岐の手に光の矛が現れる。
臨戦態勢に入ったようだ。

「僕達の世界の?邪魔はさせない、消えてもらう」
伊邪那岐が構えると同時に雄大も戦闘態勢を取る。


静寂、中央街から響く爆音を合図に、伊邪那岐が走り出した。
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