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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第七話 叔母 ―イラストレーター―
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もの以外はその中に鉛筆で色々な修正点が書き込まれている。カラーバリエーションなども当然あり、とてもカラフルで見ていて楽しいものばかりだ。
「ホントにいろんなのがあるね、騎士の甲冑みたいなのから巫女服みたいなのまで……」
「この巫女服は結構気に入ってるんだ〜。この辺のキラキラがラメっぽいところがポイントでね? 確か爆裂巫女とかって二つ名のデュエリストが着てくれてたかな。あ、こっちの水色とオレンジのやつは“勇者と聖女”って感じのイメージでね、イメージピッタリな姉妹ちゃん達がロケテストの時から着てくれてて!」
と、そんな感じで泉の解説付きで、バリアジャケットの原画という実はかなりレアなものを見ていく二人。と、あるページで紗那が目を止めた。白い法衣に赤いクロスとライン。この衣装は……
「……あれ? これ……セレスタル?」
「セレスタルって、疾兄の使ってるやつ?」
「あぁ、二人の知り合いの少年君が着てるやつだね! これもカッコいいでしょ、色の対比がお気に入りなの。いやーやっぱり誰にでも似合うよねぇ、さすがわたし!」
「……ん?」
と、そこで紗那はその言葉に引っかかるところがあって首を傾げた。まさか、と泉に向き直る。
「泉さん、もしかして……私たちのデュエル、見てる?」
「もっちろん、色んなところの動画見てるよ! わたしがデザインしたジャケットをどんな人が着てくれてるのか実際に見たいからね。当然二人のことも知ってるよ? ……ねっ、風雪の忍ちゃん♪」
「うにゃあああ!? やめてぇええ!!」
悪戯っぽくニシシと笑う泉。そんな彼女にデュエルを見られたどころか自分の二つ名まで知られてしまっていることがわかり、恥ずかしさで錯乱した紗那は泉をガクガクと揺すった。麻耶はというとそれを面白がって見つつ、こちらは自分のデュエルを見てもらっていたことに喜んでいた。
「おぉ、動揺してるねぇ! あ、ちなみに……」
と、揺らされていることを気にも留めずに泉は何やら別のファイルを取り出してパラパラとめくっていく。あった! と言って見せてきたページには……
「……シャドウ!?」
そう、メッシュの入った露出の多いくノ一衣装。紗那のバリアジャケットであるシャドウがあったのだ。そちらに驚き、揺らすことを止めた紗那がそのイラストに注目し、その様子を見ながらえっへん! と胸を張る泉。
「そう、これをデザインしたのはわたしなのだ! いや〜、ぶっちゃけさーちゃんをイメージして描いたバリジャケだったから嬉しかったよ〜、さすがの着こなしだね!」
「えっ、そっそうだったの!?」
初めて知る事実に驚愕して紗那は固まった。ならもしかして、と麻耶も試しに聞いてみたところ……
「そうだよ、まーちゃ
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