ビッチの時間
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…控えめにいって◯ねばいいのに
そんな事を思っているとゴンッ!という音が聞こえた。どうやら誰かがビッチに向かって消しゴムを投げたらしい。
「出て行け」
するとクラスメイト全員の我慢のタガが外れたのかその言葉に便乗して全員が口々に騒ぎ始めた。
「出てけ、クソビッチ!」
「殺せんせーと代わってよ!」
「な、なによあんた達!殺すわよ!?」
「やかましいっ!!巨乳なんていらない!」
「そこ!?」
茅野の発言は渚がツッコミを入れているのでスルーする事にする。だが、奴を排除するにはまだ弱いな…しょうがない俺がトドメを刺そう。
「まぁまぁお前ら落ち着け……猿並みの常識しか持っていないビッチにそう言ってやるな出来ない事をやれっていう話ほど可哀想な事はないぞ」
丈一郎はそう言いビッチを追い出すためのトドメを刺す為に動く
「なんですってぇ!」
食らいついたな…ちょろいな
「言葉の通りだ。テメーの薄っぺらいプロ意識は昨日の屈辱が許せずに現実逃避して出来もしない事に時間を割き俺たちの時間を潰す。
これが実に無駄な行為だと理解する事が出来ない低脳な頭脳
自分に加え自分には殺せんせーを殺すチャンスはほぼ無いだという現実を直視できていない。
以上の事から十分猿並みと結論するには十分すぎる理由だと俺は思うんだが?」
「はぁ?巫山戯んじゃあないわよ!私はイリーナ・イェラビッチ!世界中で何十件の仕事を完璧にこなした一流のプロよ!私に殺れない仕事なんて無いわ!」
チョロい……どうしてこうも簡単に言質を取られる事を言うのかねこのバカは
「自分に殺れない仕事はない?…殺せんせーの命に1ミリも届かなかったお前が簡単によく言うぜ。そもそもハニートラップを仕掛けて殺す暗殺は相手が油断しているのがそもそもの前提だ…しかし、今回テメーが殺し屋だと知らなかったかも知れないであろう一戦一遇のチャンスをお前は潰した。」
「ッ!……それは……」
丈一郎はビッチの現実を客観的な目線で語る。しかも間違っておらず正論な最もな言い分なのでビッチも言い返す事が出来ない。
「さて、ここまで言えば分かるよな?得意のハニートラップはお前の正体がバレた以上通用しない。だが、他の暗殺の基本スペックは二流以下。つまりお前に殺せんせーを殺すチャンスはほぼ皆無……即ち、殺せんせーを殺す為の殺し屋としてはクソだと言うことだ。分かったらさっさと荷物を持って失せろ!目障りだ!」
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