ガンダムW
1569話
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ずにやるなんて事は、普通なら有り得ない。どうあっても、何人かはそういうのが出てくるだろうね。あたしが弓道部をやってた時もそうだったし」
弓道部という言葉に、少し離れた場所を歩いている五飛の視線が綾子に向けられたのが理解出来た。
武道に関するものだけに、五飛にとっては興味深かったのだろう。
「そう言えば……」
以前TV番組でやっていた内容を思い出す。
「蟻も全ての蟻が働いているんじゃなくて、サボっている蟻が特定の数いるらしいな。で、そのサボっている蟻を群れから取り出すと、また別の蟻が特定の数サボるとか何とか」
「人間、サボるって誘惑からは逃げられないんでしょ」
凛の言う通りかもしれない。
そういう意味では、シャドウミラーというのは色々と特殊だよな。
基本的に動いている人数の多くは量産型Wやバッタなので、サボるとかそういう考えは一切ないし。
生きている人間の中にはサボる奴がいそうだけど。
ムウとかアウルとかスティングとか……
それにしても、そろそろレモン達がこっちに来てもいいような頃合いだと思うんだが。
この考えがフラグになって、早く来てくれないかな。
そんな風に下らない事を考えながらも歩き続け、部屋へと戻る。
「後はMSの整備と補給が終わるまで待つんだよな?」
紅茶を飲みながら尋ねてくる綾子に頷き、口を開く。
「そうだな。正直なところ、MS輸送機の方にも専用の整備員を付けて欲しいところだけど」
毎回どこかの基地で補給や整備をするのは、正直なところ面倒臭い。
幸いMS輸送機にはまだスペース的な余裕がそれなりにあるので、推進剤や弾薬、エネルギーのカートリッジとかあってもそんなに問題はないだろう。
勿論大きな整備をやるのは無理だろうが、簡易的な整備とかなら普通に出来そうな気がするんだけど。
その辺り、ノベンタ辺りに聞いてみるのもいいかもしれないな。
そんな風に考えながら、紅茶を楽しむのだった。
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