暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1569話
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、でもそうなれば、もしこの基地を占拠したとしても俺達はすぐに基地を取り返していたか。
 そう考えれば、その時に動かなかったのは正しい判断なのだろう。
 だとすれば、整備員の判断は正しかったんだろうな。

「その男を、引き渡して貰えますかな?」
「アクセル?」

 綾子の言葉に頷きを返す。
 それを見た綾子は、軍人へと整備員の男を引き渡す。
 軍人に引き渡された整備員の男は既に抵抗する様子はない。
 ……凛と綾子の2人に動きを完全に止められた事に強い衝撃を受けたのだろう。
 普通に考えて、凛や綾子のような力を持っているのは理解出来ないといったところか。

「では、失礼します。今回はご迷惑をお掛けしました」

 軍人が俺に頭を下げ、OZの内通者と思われる整備員を連れていく。
 恐らくこれから色々な取り調べが待っているのだろう。
 それがどれ程厳しいものなのか、俺には分からない。
 だがそれでも、生まれてきてすみませんでした……といった風に謝るような出来事になるんじゃないだろうが。

「さて、じゃあ……MSの整備と補給を続けて貰うけど、妙な真似はしないように」

 サリィが念を押すように告げると、残っていた整備員達はそれぞれに頷きを返す。
 この状況で何か妙な事をしようものなら、それこそ捕まえて下さいと言ってるようなものだろう。
 まさか今の状況でそんな真似をするとは思えない。
 当然監視の類もさっきと比べると厳しくなっているだろうし。

「では、アクセル代表。ここの件はお任せ下さい。何かあっても、私がいる限り心配はいりませんので」

 自信満々に告げるサリィだが、MS3機の整備を全て見て、しかもおかしな真似がされているのかどうかというのを確認するのは並大抵の事ではない。
 それが出来る時点で、サリィは色々と凄い能力をしていると、改めて感じるんだが。
 うん、やっぱり出来ればシャドウミラーに欲しい人材ではあるよな。
 色々な事を出来る能力の持ち主というのは、非常に欲しい人材だし。
 ……まぁ、それもこれも、ホワイトスターに連絡がついてからの話だが。
 実際には全てをサリィが見ているのではなく、信頼出来るメンバーに頼んで……といったところなんだろうけど。

「分かった。じゃあ、あまり無理しないようにな」

 そう言葉を掛け、俺達は再び部屋へと戻っていく。
 その途中でも基地の復興作業を目にする事が出来るが、結構頑張っている者が多い。
 中にはあからさまに手を抜いている奴もいるが、そういう奴等は見ればすぐ分かってしまう。

「この基地も結構サボってる奴は多いんだな」
「そう? 寧ろこのくらいが普通だと思うけど」

 俺の言葉に、凛がそう告げる。

「そうだな。全員が全くサボら
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