793部分:第百二十二話 二つの顔その五
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
な。そういうことだ」
「では何時かはか」
「貴様達が今戦うかどうかはわからない」
「そこまではわかりはしないか」
「しかしだ」
また言葉を強くさせるポポスだった。
「いいか」
「戦うこともか」
「有り得る、いや必ずある」
言葉を途中で断言に代えてみせてもきた。
「やがてはな」
「戦うというのか。天界の神々とも」
「しかも。見せはしないがだ」
「野心もあるか」
「ない筈がない」
咎める言葉だった。それは自分に対してのものでもサガに対してのものでもない。彼が今その目に見ている、その相手に向けているものだった。
「必ずな」
「だからこそ来るのか」
「我等は隠すことはしない」
自分達についての話に移った。
「それはない」
「誇り故にか」
「戦う者に誇りなくして何なのか」
「そうだな。だからこそ戦える」
「そういうことだ。ではだ」
ここまで話してであった。
今彼等も激突するのだった。その技が互いに炸裂する。
第百二十二話 完
2010・5・13
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ