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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
793部分:第百二十二話 二つの顔その五
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な。そういうことだ」
「では何時かはか」
「貴様達が今戦うかどうかはわからない」
「そこまではわかりはしないか」
「しかしだ」
 また言葉を強くさせるポポスだった。
「いいか」
「戦うこともか」
「有り得る、いや必ずある」
 言葉を途中で断言に代えてみせてもきた。
「やがてはな」
「戦うというのか。天界の神々とも」
「しかも。見せはしないがだ」
「野心もあるか」
「ない筈がない」
 咎める言葉だった。それは自分に対してのものでもサガに対してのものでもない。彼が今その目に見ている、その相手に向けているものだった。
「必ずな」
「だからこそ来るのか」
「我等は隠すことはしない」
 自分達についての話に移った。
「それはない」
「誇り故にか」
「戦う者に誇りなくして何なのか」
「そうだな。だからこそ戦える」
「そういうことだ。ではだ」
 ここまで話してであった。
 今彼等も激突するのだった。その技が互いに炸裂する。


第百二十二話   完


                 2010・5・13

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