暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1568話
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も同じ内容を繰り返すんだよな。
 連合軍がバックのところは、連合軍を褒めてOZを貶し、OZがバックのところはその逆……といった風に。

「うわぁ……何て言うか、どっちも節操がないわね」

 1人で暇だった俺がTV番組を見ていると、不意にそんな声が聞こえてくる。
 綾子と話していた凛が、いつの間にかこっちに視線を向けて呆れたような表情を浮かべていた。

「マスメディア戦略なんてのは、どっちも似たようなものだしな」

 ルリやラピス、長谷川といった連中の力を借りれば、マスコミ戦略に関しても結構な手腕を発揮出来ると思うが……今言ったところで、どうしようもない。

「けど、予想外なのは連合軍の方が優勢だって事か」

 凛に続いて綾子もTVを見ながらそう呟く。

「やっぱり組織の規模が大きいからでしょうね。OZも後ろにロームフェラ財団という集団がいるのは強いでしょうけど、それでもやっぱり連合軍を真っ正面から敵に回せる程じゃないし」
「だろうな。だからこそOZはニューエドワーズ基地でお前達を……そして俺達を潰し合わせようとしたんだろう」

 目を瞑っていた五飛だったが、別に眠っていた訳ではない。
 俺達の話に、そう口を挟んでくる。

「あら、聞いてたの? てっきり眠ってると思ってたんだけど」
「ふん」

 からかうような凛の言葉に、五飛は鼻を鳴らす。
 ……そういう態度をとるから、凛にからかいやすい相手だと認識されるんだろうけどな。
 実際、そんな五飛の態度を見て、凛は面白そうな笑みを浮かべているし。
 そして綾子は、五飛の未来を予想して顔を両手で覆っていた。
 南無。
 そう思った俺はきっと悪くはないだろう。
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