第二十七話 戦いのはじまりその四
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「どの方もですね」
「代々多産であり多くの子をもうけられて」
「そして各国、各領地を手に入れられましたね」
「私も妻を迎えたのははじめてだが」
それでもというのだ。
「そのロートリンゲン家の者だからな」
「はい、ですから」
「そのことは問題がありません」
「必ずです」
「お子は出来ます」
「そうだな、しかしだ」
太子はここでこうも言った。
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