暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic21聖王のゆりかご〜Awakening of Legend〜
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んを上座に、右側にスターズの私とヴィータちゃん、アリサちゃん。左側にライトニングのフェイトちゃんとシグナムさん、そしてアリシアちゃんとルシル君。そんな席順だ
今のルシル君は、調査官としての赤い制服じゃなくて、私たちみんなが着てる陸士隊の制服だ。特務調査官として機動六課に出向していたルシル君だったけど、六課襲撃に伴って正式に戦力として動けるようになった。制服は別に着替えなくても良いんだけど、ある理由ですぐに用意できた陸士隊制服を着てもらうことに。

「隊長陣みんな、ゲイズ中将への疑惑は知ってるから。ルシル君が知ってる情報、開示してもらってもええやろか?」

「・・・判った。ゲイズ中将とプライソンが関わっているのは確定している。列車砲などの兵器も、元はゲイズ中将や最高評議会付きの本局将校が依頼して造った、地上防衛兵器だ。こんな事件が起きなければ、アインヘリヤルと一緒に陳述会の議題に挙がっていただろうな」

ルシル君の口から語られる衝撃の事実。それははやてちゃんやクロノ君たちが疑っていた通りの話だった。さらには、プライソンが最高評議会によって人工的に生み出された存在で、生みの親として利用していたのに今は反逆を受けて大慌て。だからプライソンを逮捕させて、その技術力を「ドクターに引き継がせる・・・?」とのことだった。

「犯罪者の技術を、現役局員に引き継がせるなぞ、ドクター自身が許さんだろう」

「普通はな。しかしドクター、ジェイル・スカリエッティもまた、最高評議会によって生み出された人工存在で、プライソンとは兄弟関係に当たる。評議会からの命令や指示にもドクターは応じないだろうが、言うことを聴かすためにどんな手も使うだろう」

ルシル君の話に「えっ!?」みんなが驚いた。一体どれだけルシル君に驚かせられるんだろう。この話もそうだし、ルシル君の本来の身長の事もそうだし。

・―・―・回想だよ・―・―・

事後処理もようやく終わって、片付けが終わった寮の食堂で一息吐く。検査を含めての入院を余儀なくされていたアリサちゃん達も、重体で意識不明だったルシル君が目を覚まして、自分も含めて治癒魔法で完治させたってことらしくて、医療院からタクシーを使ってこっちに向かってるって話だ。

「良かった、ルシル君も目を覚ましてくれて・・・」

フォルセティもきっと、大好きなパパに助けに来てもらいたいはずだから。ヴィヴィオだって、私のことを待ってくれてるはず。ヴィヴィオの笑顔が脳裏に過る。けどすぐに胸の内に去来するのは、ヴィヴィオが痛い目に、辛い目に、苦しい目に、遭っていないか・・・って。

「ヴィヴィオ・・・」

不安で押し潰されそうになる。そんな時に、「心配すんな、なのは」パシンと背中を叩かれた。振り返れば、そこには「ヴィータちゃん・・・」が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ