ガンダムW
1567話
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類も必要でしょうし」
「……まぁ、な」
推進剤やエネルギーの補給は、確かに必要だ。
それに、基地にしても実際に俺達がその姿を見せた方が安心する、か。
OZの部隊と俺達が戦っている光景を見ていないのだから、今の状況で完全にこっちを信用しろという方が無理だろう。
であれば、やっぱりこのまま基地に向かうのが最善だろう。
「分かった、ならそうしてくれ。ただし、一旦退いたと思わせて攻撃をしてくる……という可能性もあるから、周囲の警戒は忘れずにな」
「ええ、パイロットにもその旨伝えておきます」
そう告げると、サリィは早速基地へと向かうという指示をする為にコックピットへと向かう。
「行き先を変更しないのなら、通信機で指示してもいいんじゃないか?」
「ま、向こうには向こうで色々とあるんでしょ」
綾子の言葉に、凛が肩を竦めてそう告げる。
なるほど。サリィがシャドウミラーと行動を共にしているのは、五飛についての監視という面もある……というか、それが一番強い。
である以上、当然のように先程の戦いで五飛がどのように戦ったか……具体的には、OZを相手に手を抜かなかったのか、もしくは連合軍に対して不利な行動を取らなかったのか。
そして短時間であっても五飛と接する事によって理解出来た事を、連合軍に報告する必要があったのだろう。
その辺はまぁ、サリィの仕事として理解出来ないでもないから、特に何を言うつもりもないが。
「それで、今更だけどOZと戦ってどうだったの?」
ふと、凛の口からそんな声が聞こえてくる。
それこそ、言葉通りに今更?
そう思ったが、凛の視線が向けられている……つまり尋ねられているのは俺ではなく五飛なのだと理解する。
「今更そんな事を聞くのか? 俺は今までずっと1人でOZと戦ってきたんだ。その時に比べれば、楽になった程だよ」
「あら、それはシャドウミラーに入って良かったという事?」
「……ふん」
凛の言葉に鼻を鳴らして答えるが、それまでのように力が入った物ではない。
実際、今までは五飛の……正確にはガンダムの能力についていけるような機体はおらず、そもそもガンダムはテロリスト……いや、ゲリラ的な扱いでOZへと攻撃を仕掛けていたのだから、当然のように味方は存在しなかった。
特に五飛は原作でも色々と不遇だと言ってもいい。
ヒイロはデュオと、トロワはカトルと行動を共にしているのに対し、五飛はあくまでも1人だったのだから。
……もしかして、五飛が妙な性格になったのはそれも関係しているのか?
いや、ガンダムに乗って地球に降りた時から、既にこういう面倒臭い性格だった気がする。
ともあれ、他の面子と違ってあくまでも1人で戦ってきただけに、自分と同レベルの強さを
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