第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜そして対面、久々の再会〜
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「それで?連れてきたんがこの人やと?」
「は、はい」
「それで?なんで全身包帯グルグル巻きなん?」
「それは・・・・・」
機動六課隊舎の部隊長室。
そこにスバルとティアナ、そして部隊長、八神はやてがいた。
リィンや二人の報告を聞いて、とりあえずその人物を連れてくるようには言ったのだが・・・・・
「はあ・・・確かに連れてきてと言いはしたけど、まさか本当にこんなんとはなぁ」
はやてが頭を押さえてため息をつく。
目の前に転がっているのは頭からつま先まで包帯で巻かれ、ミイラ状態になっている男。
(・・・・・・はっ!!!ここはどこだ?これは・・・消毒液の匂い。包帯か。くっそ、目まで覆いやがって、これじゃまともに見えも話せも聞こえもしねぇじゃん)
包帯男がそこで意識を取り戻すが、包帯は固くてちぎれない。
どんな力で巻きあげたのだろう。
「にしても全員が記録映像残さなかったとは・・・・・なにやってん」
「「す、すみません・・・・・」」
「リィンまで忘れてんやから世話ないわ」
「ごめんですはやてちゃん・・・・」
はやてが目の前の男を見、どうしようかと考え、とりあえず包帯を取って顔を見ようとする。
「なあ、こん人、なんか言っとらんかったか?何か身元の分かりそうなこと」
「えっと・・・・・・」
ティアナが記憶をたどって思い出そうとする。
しかし、その間にミイラさんがビビっていた。
なぜなら
(何するんだ?顔?顔に手ぇ伸ばしてくる!?これ以上何されんだよッ!?ジョーダンじゃねえ!!!)
そんなこんなだ。
まあ確かに散々な目には合っていた。
世界に着いていきなり撥ねられ、ガジェットにちょっかい出されて、その場の人間に近づいたら悲鳴を上げられ、挙句の果てには包帯で拘束。
これで勘弁してくれと思わない人間はそうそういないだろう。
バリぃ!!!!
当然、こいつも思った。勘弁してくれと。
故に
「あっ!?」
「に、逃げた!?」
逃げた。
脚を広げて包帯を裂き、とりあえずそこだけが自由になって、その場から走って逃走したのだ。
扉にぶつかり、ひっくり返ってから、再度アタックしてぶち破る。
「ああ!!うちの扉!!!!」
「ま、待てーーーー!!!」
廊下へと飛び出して言った包帯男をスバルがダッシュで追いかける。
その後をティアナも追おうとするが、それをはやてが止める。
「ティアナ!!あの人、な
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