第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜出会いは激突から(二回目)〜
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映ったモノがその言葉を変更させた。
「スバルッ!後ろ!!」
「ッッッ!?」
蒔風を仰向けにしようと屈んだスバルの背後に巨大な球型をした機械兵器、ガジェット三型が機械のアームを伸ばして現れていた。
スバルが振り返り、それを視界に入れた時にはもう遅い。
蒔風に気を取られていたスバルにガジェットの攻撃が迫る。
ヒュボッ、ドォン!!!
そしてガジェットが爆発した。
スバルの真後ろから腕が伸び、そちらに振り返ると拳を突き出して、顔を真っ赤に染め上げている蒔風がいた。
「え?え?えぇ!?」
「あのガジェットを一撃・・・・・しかも素手で!?」
スバルとティアナが驚愕する。本日二度目だ。
「ったく・・・・・・良い感じでこっち着いたってのに、殺す気か!!!!!いきなり激突ってなんだ!!「奴」を前にして死んでしまうわ!!!」
蒔風がウガーッ!!!と怒りながら立ち上がる。
それに合わせたように周辺に集まってきたガジェット。
蒔風というイレギュラーを察知して来たのだろう。
「か、囲まれた!!」
「スバル!行くわよ!!」
ティアナとスバルが構えをとり、ガジェットを迎え撃とうとする。
「まあ、待てお嬢さんたち」
「お!?」
「お嬢さん!?」
しかし、二人を蒔風が止める。
その顔はにこやかだが、頭から血をダラダラと流し、かなり怖い。
「いきなりの激突、襲撃、そしてなんなんですかお前らは!?壊れたいの?壊されたいの?壊しちゃってもいいのかな!?力借りんぞ!!」
蒔風の腰にベルトが、手にはゼロノスベルトが現れ、それを構え、変身前に言ってしまった。
「てめぇら最初に言っておく!!!オレはかーなーり、強い!!!!!」
「ど、どれくらい?」
その言葉にスバルが思わず訊いてしまった。
ティアナがやめなさいよ・・・・とか言っていたが、蒔風は律義に答えた。
「世界最強、さ(ゴぽッ!!)」
「血を吐きながらあんた何言ってんのよ!?」
言いながら勢いで血を吐いてしまった蒔風にティアナが突っ込むが、そんなことは気にしない。
蒔風がカードを持って、変身する。
「まあ見てろ!!!デネブとかそういうの取っ払えるから、いきなりこっちだ!!!変身!」
《Vega foam》
ゴォ・・・・ン、ガシュウ!!!!
蒔風がゼロノスベガフォームに変身し、あーあー、と声を出す。
「やっぱこっちでも声変わんのか。じゃあ・・・・・」
そう言って胸を張って、蒔風がこう言いなおした。
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