暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1566話
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まで闘うとは限らないんだから、こうなってもおかしくはないんだが。
 それでもやはり、どこか違和感がある。
 いや、違和感というよりは本当にこれでいいのか? といった、そんな感じ。

「よし、なら地上に降りろ。言うまでもないが、妙な真似をしたら、その場で撃墜するぞ」

 これ見よがしにドーバーガンを見せつけると、MS輸送機は大人しく地上へと向かって降下していく。
 俺の考え過ぎか?
 実際問題、この状況で何かをしようにもMS輸送機側で出来る事はない。
 であれば、問題なくあのMS輸送機を鹵獲出来る筈だ。
 そんな思いでいると、不意にMS輸送機の動きがおかしくなる。
 おかしくなるというか……パイロットがいない?
 気が付けば、いつの間にかパイロットの姿は輸送機の外にあった。
 パラシュートを使って落下していくその様子は、もしかしたらヒイロ? と思ってしまった俺はおかしくないだろう。
 いや、別にヒイロじゃなくてもパラシュートを使って脱出するし、それ以前にヒイロと違ってきちんとパラシュートを展開している。
 ……殺すか?
 少し考えたが、MSパイロットにすらなれない兵士を1人2人見逃したところで、こっちに対する被害は特にないだろう。
 そう判断すると、溜息を吐いてからドーバーガンで輸送機を撃ち抜くのだった。
 ま、今の俺達に余分な人員は多くないしな。
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