ガンダムW
1566話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
トールギスを見ても、連携を取って攻撃するというのは絶対に不可能であり……結果として、トールギスが近づいてくる事に気が付いた数機が何とかチェーンライフルを撃ち込むという結果に終わる。
そんな弾丸の嵐……とはとても呼べない中を、真っ直ぐに突っ込んでいくトールギスがエアリーズ隊を突破する。
そしてエアリーズ隊を突破した以上、その先にあるのはMS輸送機のみだ。
MS輸送機も、トールギスがエアリーズ隊の中央を突破しようとした時には既にこっちの狙いを悟っていたのだろう。
慌てた様子で機体をこの空域から離れようとするのだが、MS輸送機というのは当然ながらそこまで速度が出る代物ではない。
というか、MS輸送機という名前に相応しく速度よりも搭載出来るMSの数を重視している。
これが1機程度のMSを運ぶ為の高速輸送機といった代物であれば、それなりに速度は出るのかもしれないが……残念ながら、今のOZにはそのような輸送機はないか、あってもこの部隊には配属されていなかったらしい。
見る間に近づいてくるMS輸送機。
向こうも追いつかれると判断したのだろう。無駄に逃げ出すのではなく、ハッチからエアリーズが2機出撃してくる。
へぇ、いざという時の為の予備戦力を用意はしていたのか。
護衛という意味では、最初から外に出しておいた方がいいと思うんだけどな。ともあれ……
「エアリーズ2機程度で、トールギスを……俺をどうにか出来ると思うなよ!」
スーパーバーニアを噴射させ、一気にエアリーズとの間合いを詰める。
ドーバーガンのトリガーを引き、まずは1機のエアリーズを爆発させ、続いてその勢いのままシールドの裏からビームサーベルを取り出し、横を駆け抜けざまにエアリーズのコックピット諸共同機体を上下に切断する。
地上へと落下していくエアリーズの残骸を見送り、そのままMS輸送機との距離を縮める。
そしてMS輸送機との距離が縮まったところで、ビームサーベルを振るう。
胴体を真っ二つ……という訳にはいかないが、それでもコックピットを狙うのは難しい話ではない。
振り下ろされたビームサーベルが、あっさりと輸送機のコックピットを斬り裂き、輸送機はそのまま地上へと落下していく。
そのまま、1機、2機、3機……とMS輸送機を撃墜してきいき、最後に1機だけ残ったMS輸送機へと近づくと、コックピットにビームサーベルの切っ先を突き付ける。
「降伏しろ。そうすれば命だけは助けてやる。……2度は言わん」
もし躊躇うようであれば、すぐにでもコックピットを破壊するつもりだったのだが……予想外な事に、MS輸送機のパイロットは呆気なくオープンチャンネルで降伏する旨を伝えてきた。
え? あれ? ……いやまぁ、OZに所属しているからといって、全員死ぬ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ