第18話:勝vsレオン
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「ターンエンド!ターン終了時、相手のクリーチャーが3体以上、バトルゾーンから離れたことで、《ディアス Z》の覚醒条件、成立!
《時空の封殺ディアス Z》を《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》に覚醒っ!」
最凶最悪の悪魔が覚醒してしまった。
そのあまりにも圧倒的なオーラの前に言葉が出ず、思わず、勝は黙ってしまった。
「どうした?お前のターンだ?勝」
「…ぼ、僕の…ターン」
山札からカードを引くも、《ディアボロス Z》と《カナシミドミノ》の前ではなにもできない。
「…ターンエンド」
そのまま、レオンのターンに移り、レオンは静かに山札からカードを1枚引いた。
「……これが、本当の俺だ。勝」
「っ!」
その言葉に勝は目を逸らしてしまう。
「呪文、《超次元フェアリー・ホール》。山札の上から1枚、マナゾーンに。そして、超次元ゾーンからコスト7以下の自然のサイキック・クリーチャーを1体、バトルゾーンに」
最早、勝敗は接した。にも関わらず、追い討ちをかけるかのように、レオンは超次元ゾーンから1枚のカードを手にする。
「来い!《勝利のガイアール・カイザー》!《ディアボロス Z》でQ・ブレイク!」
その言葉と同時に勝の4枚のシールドが一気になくなった。
トリガーを確認するも、《イフリート・ハンド》の1枚のみ。
「…トリガーは…ない」
使っても意味がない、そう思った勝は《イフリート・ハンド》を使わなかった。
「《勝利のガイアール・カイザー》でダイレクトアタックっ!」
その言葉を合図に、《勝利のガイアール・カイザー》は勢いよく、勝に近づき、右手の剣で横一線に切り裂いた。
「殲滅、完了っ!」
デュエマに勝利したレオンはそう言った。
「…また…負けた」
デュエマに負けた勝はその場に倒れ、それを見たレオンは勝に近づいた。
「……勝、お前の《ボルシャック・NEX》と《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》は頂く」
「………」
レオンのその言葉に勝はなにも言い返せず、勝の《ボルシャック・NEX》と《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を持って、レオンはその場を離れた。
「……これが、俺とお前との―――力の差だ」
離れ際、レオンは最後にそう言った。
一方、生徒会の仕事で帰りが遅くなった少女、赤羽 結衣は職員室で担当の教師に生徒会の資料を提出していた。
「失礼しました!」
生徒会の資料を提出した結衣は職員室を出て生徒会室に置いてきた荷物を取りに廊下を歩いた。
「……ふぅ。やっと終わった」
安
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