第18話:勝vsレオン
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(……《ホワイト》、か。少し面倒だが、放置しても問題ないだろ)
そこまで考えると、マナを1枚貯め、5枚にし、その5枚をタップ。
「呪文、《超次元ミカド・ホール》。お前の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のパワーを−2000。その後、超次元ゾーンからコスト9以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、超次元ゾーンからバトルゾーンに呼び出せる!」
(来る!)
「来い!《時空の封殺ディアス Z》っ!」
「っ!」
《ディアス Z》が現れたことに勝は一歩、下がってしまった。
何故なら、そのあまりにも圧倒的なオーラの前に勝は下がってしまったのだ。
「《ジェニー》でシールドを攻撃っ!」
「…トリガーはない」
「ターンエンド。わかってると思うが、お前のクリーチャーが3体離れると、《ディアス Z》は覚醒する」
「…だったら、その前に攻撃するまでだっ!」
右手の人指し指をレオンに向けて勝はそう言った。
「僕のターン!」
勢いよく山札からカードを1枚引き、マナを1枚貯め、5枚にし、その内、2枚のドラゴンをタップ。
「《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》を召喚!マナゾーンにタップしている2枚のドラゴンをアンタップ!更に、《セルリアン・ダガー・ドラゴン》を召喚!バトルゾーンのドラゴンの数分、ドロー!」
勝のバトルゾーンには《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》、《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》、《セルリアン・ダガー・ドラゴン》の3体。
よって、山札からカードを3枚引ける。
それを見たレオンはフッと、小さく笑みを溢した。
何故なら、以前の勝なら、バトルゾーンを展開または立て直し、手札を整えるなど、そう簡単にはできなかった。
ましてはマナの管理など、容易ではなかった。
それが今ではここまで強くなっていた。
仮にこれが、自分がまだ他人のカードを奪わず、『デュエマ部』に居て、強くなった勝とデュエマしていたら、等と、脳裏でレオンは想像するも、すぐに勝とのデュエマに集中する。
「《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》でシールドを攻撃!W・ブレイク!」
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の能力により、ブレイクされた2枚のシールドは墓地に送られる。
「ターンエンド!」
強くなりたいと思う勝の気持ち。その思いに答えるかのようにデッキは彼を信じ、彼もまた自分のデッキを信じ、その思いが交ざり合い、生まれたデッキ。
まさに彼、日伍 勝だけのデッキ。
―――だが、
「…まだだな」
まだ届かない。彼、黒崎 レオンの心にはまだ届かない。
「お前に、本当の俺を見せてやるっ!」
その言葉と同時にレオンの雰囲気が変わったことに勝
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