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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
贖罪-エクスピエイション-part4/学院の危機
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たリシュと、その面倒を見ることになったシュウの二人がいた。
シュウもまた、外が騒がしいことに気づき、表情が少し険しくなる。肌で感じ取れる。今この魔法学院に……
「また奴が……」
あの恐ろしく忌まわしい敵、ダークメフィストがいる!まさか、俺を追ってここまで来たのか!
幻影とはいえ、愛梨をあんな風に消した、決して許せない男。
シュウはギリッと歯軋りする。奴はなんにせよ倒さなければならない敵だが、本当に奴が追ってきたとしたら、また誰かを自分の戦いに巻き込んだことになる。
自分が次第に疫病神らしくなりつつあることにも、彼は自分に対して不快感を強く覚えた。
やはり、コルベールから装備品を返してもらわなくては。シュウは急いで外に出ようとする。が、一度彼は足を止める。
リシュをこのまま置いたままで大丈夫か、それが気がかりになった。連れていくには危険だ。奴が幻影の愛梨にしてみせたような虐殺行為をリシュにもやらかしかねない。
「…」
…いや、今はそれどころじゃない。こうしている間にも…。耳を済ませると、学院の各地の寮から同時に聞こえてくる悲鳴。ビーストヒューマンを使って人を襲っているのだ。早く行かなければ。だが今の自分は武装していない。
シュウは、自分の装備を取り上げたコルベールのいる教員用の寮に向かうことにした。


アニエスの元にもビーストヒューマンたちが押し寄せていた。
すでに時間帯は深夜。襲撃時の時点では、銃士隊の面々も、見回りの任についている者以外は就寝している。
しかし、この騒ぎを聞いたことで、アニエスをはじめとして銃士隊の隊員たちは目を覚ました。襲撃してきたビーストヒューマンたちは、寝ている彼女たちの隙を突こうとしたが、逆に彼女の剣で頭を叩き割られ、今度こそ倒れていく。
「アニエス様、ご無事ですか!?」
「大丈夫だ。お前たちは?」
襲撃してきたビーストヒューマンが二度と動くことがなくなったのを確認し、アニエスは頷く。さすがに頭を叩き割られては奴らも二度と立ち上がれないようだ。
「私たちの方にも敵が現れましたが、片付けました」
「しかし、予想以上にしぶとい奴らでした。陛下がラグドリアン湖へ誘拐されてしまったときに現れた、死人と化した魔法衛士隊の連中のときと似ていますね」
アニエスの元に駆けつけた隊員の中には、誘拐されたアンリエッタの救出任務に参加した者も混ざっていた。それだけに、今回の襲撃者が以前と同一犯ではないのかという疑惑が過ぎる。それが事実だとしたら、恐ろしいことだ。
「全員急いで武装しろ!おそらく敵は学院内の者を襲うつもりだ!すぐに救助に向かえ!」
「はっ!」
アニエスはすぐに部下たちに命令を下した。
しかし、すでに手遅れだった。銃士隊は少なくともこの時点で生存していた同部隊の仲間や一部の平民たちを助ける
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