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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
181 二年目の終わり
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「……いやいや、一山当てるって云うくらいならコレ≠ュらいは当てないと」

「まぁ所詮は鼠だからな──っ」

俺は皮算用ながらスキャバーズ・プロデュース・プロジェクト≠ネるものを構想しついると、アニーは呆れたような表情で【日刊予言者新聞】を開き、とある一面を俺に示す。……俺はその一面のをざっと読み始めた。


――――――――――――――

【一攫千金を狙うなら今がチャンス! ガリオンくじグランプリ開始!】

今年もまた、ガリオンくじグランプリ≠開催致します。今年の賞金額は一等が1500ガリオン、二等が700ガリオン、三等が300ガリオンとなっています。

くじの価格は平年通り、一枚1シックルから。20枚で1ガリオンとなっています。皆さん挙って御購入ください。


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(……この感じなら十中八九一等が当たるな…。……いけるか…?)

「……おお、こりゃあ上手い具合にいけそうだ。……アニー、ありがとう」

「ど、どういたしまして…?」

両手でアニーの両手を包み込む様に握り、ちゃんとアニーの目を見てお礼を言う。……するとアニーは軽く頬をそめながら目を逸らしてしまったのはご愛敬。

……しかしここは食堂には生徒の数は(まば)らなれど──朝食の席で、近くにはネビルも居たのをうっかりと忘れていた。

「……どうでもいいけど──君達僕が隣にいるの気付いててやってる?」

「ごめん、ネビル」「ネビル、すまん」

ネビルは「ひどいッ!」と撃沈した。

「……まぁ、ともかく──いっちょ、賭けてみるかな」

10ガリオンくらいならノータイムで出せる俺は、そう呟きながら財布の紐を(ゆる)める事を決めた。

(……そういえば、ドビーについては済んだとして──なんだかんだと、バジリスクがノータッチだったなぁ…。……その辺についてもその内テコ入れ≠キる必要がありそうだ…)

そんな事を考えていると、瞬く間に時が過ぎて──今年もまたグリフィンドールが寮対抗杯を獲得した。

……意外な事に、ハッフルパフとレイブンクロー──スリザリン以外の生徒からはグリフィンドールの連覇は受け入れられている様だ。……バジリスクの驚異があったお陰かもしれない。

閑話休題。

そして、俺達ウィーズリー家からしたら激動の夏が来た。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

SIDE OTHER

「……さて──どういうことがあったのか説明してもらいましょうかな、ダンブルドア」

【ホグワーツ魔法魔術学校】の校長室にて、高級ロ設えのローブを纏い傍らに屋敷下僕妖精を携えた銀髪の男性──ルシウス・マル
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