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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
180 詐称者の末路
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てい俺はSTRENGTH(ストレングス)≠ナ強化した速度でロックハートへ杖を向けて、ロックハートが忘却の魔法≠唱えきる前に、ロックハートの杖に≠サの魔法を掛ける。

忘却(オブリビ)──」

(今っ!)


――“錯乱せよ(コンファンド)”


「せよ(エイト)──っ!」

これから入るであろう本の印税を皮算用していたのか──喜悦に満ちた笑みで忘却の魔法≠掛けてくるロックハート。……錯乱の魔法≠ェ俺の狙い通りに働いてくれたのか俺達には特に異変は起こらなかった。

……(むし)ろ異変が起こったのらロックハートだった。

先ほどまで浮かべていた軽薄な笑みは息を潜めていて、その顔に浮かんでいるのはまるで迷子の様な所在無さげな顔。

「……あの──ロックハート先生…?」

さすがにロックハート様子がおかしい事に気付いたハーマイオニー。……ロックハートの口からは、アニーとハーマイオニーからしたら予想外の返答があった。

「先生? ……私が?」

「……ロン、貴方…」

「これはあれだね…」

「ああ、多分ハーマイオニーとアニーの予想通りだ。……ロックハートの杖に錯乱の魔法≠掛けて忘却の魔法≠ェ逆噴射する様にした」

ハーマイオニー、アニー順で──俺がしでかした事≠フ予想がついたのか引き気味な目付きで俺を見る。……そして俺は、ロックハートが未だに所在無さげにしている前で二人に俺がしでかした事≠手短に明かす。

……すると二人は余計に引き気味な目付きで見てくる様になったが、咳払いで無理矢理に誤魔化す。

「……でもどうするの…?」

「どうするも何もゴートゥー・医務室だろ」

因果応報>氛氓サれがロックハートの末路だった。

SIDE END
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