【ハリー・ポッター】編
179 酬い
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ーナー)≠フ話を──俺達は知らない事になっているので、マクゴナガル先生から聞いた。……マクゴナガル先生から逆転時計(タイム・ターナー)≠ノついて聞いている際、俺達三人は微妙な表情になっていなかったかが心配だったり。
その後、その場で逆転時計(タイム・ターナー)≠フなすり付け合い≠ェやんわりと交わされたが、結局のところはハーマイオニーが逆転時計(タイム・ターナー)≠使用して選択科目の全修≠する事となった。
……ちなみに、俺が選択したのは魔法生物飼育学≠ニ古代ルーン文字≠ナ、アニーが魔法生物飼育学≠ニ数占い≠セった。……こういった選択科目でアニーと──もとい、円と別れるのは珍しかったので、そこはかとなく新鮮な気分になったり。
閑話休題。
(……後はマンドレイクが収穫出来る様になるのを待つだけだな…)
暇を持て余した俺は、そんな事を考えながら検知不可能拡大呪文≠掛けてあるカバンから【トロールのとろい旅】を取り出し膝の上で開いた。アニーも【ヴァンパイアとバッチリ船旅】を開いていた。
やはり、予習≠ヘしておいて損になるものではない。……アニーもまた、俺と同じことを考えていたようだ。
「……くくっ…」「……ふふっ…」
俺とアニーはほぼ同じタイミングで笑いあった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さらに時は経過して期末試験を三日後に控えた朝食時、ダンブルドア校長が壇上に立ち、遠目でも判るような満面の笑みで語り始めた。
――「皆のもの朗報じゃ。スプラウト先生の話では漸くマンドレイクが収穫出来る様になったそうじゃ──そして、今夜にはバジリスクに石にされてしまっていた生徒達も、無事元に戻る事じゃろう。……犯人についてもこちらで身柄を押さえて厳粛な処置を取った──そう、秘密の部屋≠ノついてのこの一連の事件は完全に解決された」
ダンブルドア校長がそう宣言した瞬間スリザリン以外のテーブルから歓声が沸き上がる。そしてダンブルドア校長はタイミングを見計らい「しかしじゃ」──と付け加える。
――「心苦しい事に、ミセス・ノリス──フィルチ管理人の愛猫を襲われた当初、その正体がバジリスクなのだと我々教師陣も気付かなんだ」
ダンブルドア校長がそこまで言うと、生徒間に動揺が走る。1分ほでどよめいたがまたもやダンブルドア校長がタイミングを見計らい話を進める。
――「……そうなればなぜ気付けたのか?>氛氓ニ云う疑問を持つじゃろう」
疑問に思ったであろう生徒の何人かは頷いた。
――「とある三人の生徒がマクゴナガル先生を通して教えてくれたのじゃよ──それも対処法も含めてのぅ。……実に迅速な対応じゃった。故にその三人には特別に酬い
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