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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
178 ジニーの進退
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、と息を洩らす。

「……おお、困ったのぅ…。儂の言いたいところは全部ロンに言われてしもうたわい──たしかにヴォルデモート卿の甘言に数多くの魔女・魔法使い達がたぶらかされてしまった。……それに一年生がトムの巧みな話術によって唆されたとしても仕方のないことなのじゃよ」

「先生! それじゃあ…」

「そう、お咎め無し──とは言っても、君達の両親に叱られる事になる可能性は大いにあるがの」

「……やった!」

「やったな、フレッド!」
「ああ、お咎め無しだ!」

改めてダンブルドア校長から宣告されたジニーにお咎め無し≠ニ云う通告に、三人は有頂天となる。そしてタイミングを見計らい、ダンブルドア校長がまた口を開く。

「ジニーは儂が医務室に運んでいこう。……じゃから、今日のところはもう寮へお戻り──あぁ、儂としたことがロンと話したい事があったのを思い出した。……ロンは少々この部屋に残っておくれ」

(来たぜ、ぬるりと)

予想通り、ダンブルドア校長との面談タイムに突入した。

………。

……。

…。

マクゴナガル先生に連れられてグリフィンドール寮に戻って行くパーシー、フレッド、ジョージを見送ってから数拍。ダンブルドア校長は、まるで会話の取っ掛かりを探すように口を開く。

「……さて、ロン──君とこうやって話すのは久しぶりじゃな」

「そうですね。……クィレルの件以来になりますか」

「話に移る前に改めて礼を言わせておくれ。……此度の件で迅速かつ的確に動いてくれてありがとう」

ダンブルドア校長はそうやって頭を下げる。まず日記≠フ事を思い浮かべるが、俺はダンブルドア校長に日記≠壊してくれ′セっただけで、対外的にはそこまで関与していなかった。一瞬だけ頭を傾げて、ふと思い至る。

「バジリスクの事ですか? あ、頭を上げてください」

「……そうじゃ。君達のお陰で50年前のように死者を出さずに済んだ」

「……大人しく受けとっておきましょうか」

「……ありがとう──ところで、話を戻そう。……して日記≠ノついてじゃが…」

「……恐らく、日記≠破壊しない限りジニーは日記≠ゥら解放されないでしょう」

「儂もそれは考えた。……しかし一通りの呪文は試したがついぞ破壊出来なんだ」

「……闇の魔術≠ノ属する呪文≠ヘ?」

そう()けばダンブルドア校長は眉根を寄せる。

「む…」

「きっとあの日記≠ヘ闇に属する魔術の下で作られたマジック・アイテムです。……それも強力な…」

「……闇≠ノは闇≠>氛氓ニ云うわけじゃな?」

「はい」

「……儂も判ってはいたのじゃ。……結局のところそ
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